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カズレーザーと学ぶ。

毎週火曜よる10時00分〜11時00分 放送

冬の時期だからこそ気をつけたい体の不調とは?人生で差がつく『冬の正しい過ごし方』

2023.12.12 公開

『カズレーザーと学ぶ。』今回のテーマは『冷え症 乾燥肌 老け顔 冬の不調解決SP』

『冬に加速!たるんだ老け顔になる頭蓋骨痩せ』

年齢を重ねることで気になる、シワやくま、ほうれい線や顔のたるみ。日本骨粗鬆症(こつそしょうしょう)学会 評議員・高石佳知氏は、顔のたるみに「加齢で進行する頭蓋骨瘦せが関係している」と語る。そもそも骨密度は20歳をピークに年々減少するが、特にあごの骨は口内細菌などの影響でいち早く痩せていくという。あごの骨が痩せることで、口元のしわやほほ肉のたるみが発生しやすくなるそうだ。

高石氏は、“頭蓋骨痩せ”の対策として冬場の過ごし方がカギを握ると指摘する。骨の合成には日の光を浴びることで生成されるビタミンDが必要だが、冬は夏と比べて日照時間が短くビタミンDが不足してしまいがち。骨粗鬆症財団は、冬は日なたで1時間は日に当たることを推奨している。日光に当たる以外にも、納豆を1日1パック食べることで骨の合成に欠かせないカルシウムやビタミンK、大豆イソフラボンを摂ったり、ガムをかみ、顎周りの歯や骨を刺激したりすることも、頭蓋骨痩せの抑制につながると高石氏は指摘した。

日本骨粗鬆症学会
評議員 高石佳知

『今までの対策は無意味!?冷え症の4つのタイプが判明!』

北里大学 漢方鍼灸(しんきゅう)治療センター 伊藤剛客員教授は、冷え症には4つのタイプがあり、それぞれ対処法が異なると指摘した。伊藤教授が示した4つのタイプは、下半身型、四肢末端型、内臓型、全身型でそれぞれ体温の下がりやすい部位をもとに分けられる。
下半身だけ冷える『下半身型』は、お尻の筋肉のコリが冷えの主な原因であり、お尻周辺の筋肉をほぐすと効果がある。

手と足の先端が冷える『四肢末端型』は、ダイエットなどの影響で体が熱を生み出す力が弱くなり、優先的に胴体(内臓)を温めようとした結果、手足の血管が収縮して冷えにつながっているため、長袖の着用や全身浴などで胴体を温める必要があるそうだ。体が熱を放出しやすくなっている『内臓型』の冷えは、体質などの事情で血流をコントロールする交感神経の働きが弱くなっていることが原因で、体内の熱を過剰に放出してしまっている状態によるものであるため、内臓の血流を調整する交感神経が集まる『仙骨』部分をカイロなどで温めることで深部まで熱が届く。

最後に全身に寒気を感じる『全体型』は、運動不足や昼夜逆転生活によって体温を維持する能力が低下していることが要因であるため、規則正しい生活を心がけるとよいそうだ。
伊藤教授は、冷えを感じる部分を温めることが必ずしも冷え症の改善につながるわけではないことを強調した。

北里大学 漢方鍼灸治療センター
客員教授 伊藤剛

『12月からが危険!湿度ではなく??でシミ・肌荒れに!』

「寒暖差で肌荒れが起こる」と提言したのは、皮膚の感覚研究の専門家、佐賀大学 医学部 城戸瑞穂教授。教授によればこの時期特に顕著となる昼夜の温度差によって、乾燥肌の進行や、シミやくすみの原因であるメラニンの生成といった肌トラブルが発生しやすくなるのだという。さらに“寒さ”自体も乾燥肌を加速させるという研究があるそうで、気温が下がることで肌の表面にある細胞の働きが低下し、『水分の蒸発』や『菌の侵入』を防げなくなってしまうのだとか。
教授は冬に起こる肌荒れの対策として、明け方の冷え込む時間帯(特に4~5時)暖房のタイマーをセットしたり、皮膚の温度を下げないように首周りを温めたり、温度差をやわらげるためにマスクやマフラーを着用することが効果的だとアドバイスした。

佐賀大学 医学部
教授 城戸瑞穂

 

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