新番組 『カズレーザーと学ぶ。』初回SPのテーマは“不老不死”
人類は学ばなければ滅んでいく。
最先端技術で人は何歳まで生きられるのか?
3つのテーマをもとに3人の専門家が不老不死は実現するのかを
紐解いていく。
『寿命200年越えも!?遺伝子技術は神の領域へ!』
遺伝子研究がすさまじい進歩を遂げていて、それが人類の寿命を延ばすという、遺伝子検査ベンチャー ジーンクエスト代表 生命科学者 高橋祥子。
長寿の鍵を握る遺伝子の配列をON OFFできる『エピジェネティクス』という操作ができれば若返りもできるのではという仮説もでている。また、「細胞のリプログラミング」という技術は、iPS細胞の山中伸弥教授が発見した4つの遺伝子『山中因子』を発現させると『エピジェネティクス』がリセットされて、元通りの細胞に若返るということが分かっている。
これを応用すると若返りができるのではないかと期待されていると語った。(※1)
『ここまで来た!人間機械化 デジタル不死とは?』
東京大学先端科学技術研究センター 教授 稲見昌彦は、『人間拡張工学』の進歩で、現在はポータブル型人工心臓や脳と機械をつなぐ『ブレインテック』が注目されているという。
死後も自分のAIが生き続けるシステムが作られ、生前に登録した動画とAIを活用して故人と会話ができる『デジタル不死』も可能だと語った。
『2035年人類はがん克服?超長寿時代が到来!』
医療未来学研究者 医師・医学博士 奥真也は、2000年代から『分子標的薬』の発展でガンの生存率が飛躍的に伸びた。昔の抗がん剤はガン細胞と一緒に正常細胞も壊してしまい、患者が体力で負けていたが、『分子標的薬』は正常細胞へのダメージが少なく、患者の負担を軽減。ガン細胞特有のタンパク質や遺伝子を標的にしてピンポイントでガン細胞を攻撃。正常な細胞へのダメージを最小限に抑えるので、患者への負担が少ないという。
本来、人間が持つ免疫がガンをやっつけてくれなければいけない。ところがガン細胞というのは免疫細胞をだます(攻撃しないよう)という特徴がある。そこで、だまされていた免疫細胞をだまされないでと変化させるのが『免疫チェックポイント阻害剤』。『分子標的薬』と組み合わせることがガン治療の基本的戦略と語った。
そして、新たな治療法として、光をあててガン細胞だけを高い確率で狙い撃ちで破壊する『光免疫療法』(※2)も大注目されている。
これらの最先端技術で老化を克服。寿命200歳の時代はくるのか。
※1 山中因子を使って元に戻す際にガン化するリスクもあり、まだ多くの課題が残されてもいます。
※2 光免疫療法については、現時点では全国62施設でしか保険診療が受けられません。
また、手術が適さない進行、もしくは再発した頭頚部ガンのみに適用です。
ただし、科学放射線療法等の標準治療が優先されます。