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カズレーザーと学ぶ。

毎週火曜よる10時00分〜11時00分 放送

最強の顔になる年明け初回、2時間スペシャル

2025.01.14 公開

『カズレーザーと学ぶ。』今回のテーマは『日本人の顔の悩みを最新科学で一挙解決スペシャル』

年明け初回、2時間拡大スペシャルで放送された今回。5人の専門家たちが最新研究を紹介した。

『知らないことだらけ!顔のむくみの真実』

新潟大学大学院 医歯学総合研究科 客員研究員 高見寿子氏は、正月明けの新年会が多いこの時期に多い“むくみ”の原因とその対策について解説。脂肪は1日で増減しないが、1日の中で変動するのがむくみであり“太る”とは別だという。しかし一時的にむくんでいる状態を放置すると、脂肪がたまってしまうという。むくみの正体は、体内の水分がバランスを崩し、皮膚と血管の間に余分な水分がたまってしまうことにあると話す。

むくみを引き起こす3つの原因としては、塩分やお酒のとりすぎ、運動不足、ストレスが挙げられた。ストレスホルモンであるコルチゾールの増加については、日常生活でストレスを感じた時、副腎皮質からコルチゾールが分泌。それが増えることで細胞間の接着が弱まり、血管から漏れ出した水分が肌内部にたまることで、むくみやすくなるという。

こうした原因への対策として最も効果的なのは、食生活を気をつけること、適度な運動をすることなど、長期的に健康的な生活を心がけること。即効性のある方法としては、炭酸水での洗顔、階段一つ飛ばし、顔のストレッチが紹介された。

ストレッチは腕を使って親指を耳の下あたりにもっていき、そこから親指の付け根の部分を使って皿のように、アゴをしっかりとのせた状態にする。顔を支えている手の人差し指を使って、目頭を押さえる。次に反対の手で、顔を支える腕の肩に手をかけ、肩をグンと下げる。ななめ45度、下げた肩と反対側に向いて、アゴをぐっと上に向ける。肩をなるべく下げ、首のあたりが気持ちよく伸びた状態で、顔を抑えている手はそのままの状態で3秒キープする。 ポイントは、まず顔の静脈を手で押さえ、血流促進を図ることだといい、顔を押さえたまま、首の筋肉を下に3秒ほど伸ばす。これを左右5分程度くり返すと良いとした。 

新潟大学大学院 医歯学総合研究科
客員研究員
高見寿子

『二重アゴ 芸能人一斉ブルアゴ検査!』

みらいクリニック院長 今井一彰氏は、若々しくキレイなフェイスラインを手に入れるための舌の新知識を紹介。アゴの部分が垂れ下がってくる、まるでブルドッグのようなアゴのことを“ブルアゴ”と呼び、その原因は舌の位置にあるという。やせているのに二重アゴになっているという人の主な原因は、脂肪ではなく舌の位置であるという今井氏。年齢に関係なく、二重アゴを引き起こすのは“落ちベロ”だといい、上アゴにべったりと付いた正常な位置の人と、下の歯にくっついている人を比べてみると、ブルアゴ状態になっている人は、見事に落ちベロ状態になっていた。

今井氏によると、筋肉の塊である舌は、重さにして約150g。大体スマホ1台分で、そもそも落ちやすい性質があるといい、舌の筋力、舌圧(ぜつあつ)が低下すると、舌を支えることができず、どんどん下へと落ちてしまうのだとか。そんな落ちベロを改善できる方法として今井氏は“ベロトレ”を紹介。まず、大きく口を開いて「あ~」、横に大きく広げて「い~」、強く前に唇を突き出して「う~」、最後に勢いよく舌を下に出して「べ~」と、口の形を変えていく。これを10セットほど繰り返すという、いたってシンプルなもの。さらにガムをかんで舌で上アゴに広げるのを5回繰り返す“ガムトレ”も効果的と紹介された。

みらいクリニック院長
今井一彰

『体内で唯一の抗老化たんぱく質!DEL-1の増やし方』

新潟大学 医歯学総合研究科 研究教授 前川知樹氏は、肌を再生させる最新研究と、おすすめ食材を紹介。肌の衰えはスキンケアだけでは十分に抑えることはできないといい、その原因は老化細胞にあるとのこと。老化細胞が肌の中で増えると、普通のスキンケアだけでは取り除くことが難しく、シミやシワの原因になってしまうのだとか。

そこで鍵を握るのが、DEL-1という物質。コントロールすることができれば、肌の再生力もアップし、さらには肉体を若返らせることができる可能性もあるといい、現時点で判明している限り、体内で唯一存在する抗老化タンパク質だという。DEL-1が働きかけることで老化細胞に自らを除去するシグナルを出させ、細胞の再生を促していることが近年の研究で明らかになったというが、30〜40代にかけ、その量は激減してしまう。DEL-1を増やす食材として、アマニ油、そしてサバが紹介された。

新潟大学
医歯学総合研究科 研究教授 前川知樹

『美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材〇〇』

株式会社TAZ 代表、高橋祥子氏は、世界規模で行われているという健康寿命を延ばす研究について、最新情報を紹介。毎日の生活にある習慣を取り入れるだけで老化予防につながるという報告があるといい、摂取カロリーの制限を紹介。抗老化研究の中では定説となっているというが、これにはサーチュイン遺伝子の関係が考えられるという。別名『長寿遺伝子』とも呼ばれるサーチュイン遺伝子は、カロリー制限によって活性化させられることで、細胞を再活性させ、長寿・若返りにつながるという。

そんなサーチュイン遺伝子を活性化させる食材として紹介されたのがザクロ。エラグ酸というポリフェノールが多く含まれていて、これが体内に取り込まれると、ウロリチンという成分に変化。それがサーチュイン遺伝子を活性化させるという研究報告があるとのこと。またサーチュイン遺伝子の活性化に効果を示す食材は、これまで多くの研究がされてきたというが、その中でも最強の食材として、納豆を食べることが推奨された。

株式会社TAZ 代表
高橋祥子

『新発見!顔の3つ目の老化原因 酸化・糖化・???化』

東京農工大学 客員教授 服部俊治氏は、これまで肌を劣化させる要因として取り上げられてきた、“酸化”と“糖化”に次ぐ、第3の老化原因、カルバミル化について解説。カルバミル化はコラーゲンに関わるものであるという。通常のコラーゲンは細かく支え合うネットのように綺麗にかみ合っている構造だが、カルバミル化が進むと繊維が切れ、空洞が生まれてしまうとのこと。コラーゲンは代謝が遅く、入れ替わりに数年を要するため、一度空洞が生まれると、なかなか治らずたるみやシワの原因となるのだそう。

カルバミル化の原因については、尿素が関係していることが考えられるという服部氏。食事で摂取したり、体内にもともとあるタンパク質は体内で炭素やアンモニアへと分解。人体にとって毒性が強いアンモニアは肝臓で尿素へと変換される。尿素は通常、尿として体の外へ排出されるが、その途中、尿素の一部からイソシアン酸が発生。そのイソシアン酸が、体内のコラーゲンや他のタンパク質と結びつきカルバミル化することで、架橋が正常につくれなくなり、構造がおかしくなってしまうという。 

カルバミル化を防ぐ方法としては、水分を摂取して不必要な尿素を早めに出すこと、ストレスをためないこと、喫煙を控えることなどが提案された。

東京農工大学
客員教授
服部俊治

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