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カズレーザーと学ぶ。

毎週火曜よる10時00分〜11時00分 放送

インフルエンザが近い将来に消滅?!

2025.02.11 公開

『カズレーザーと学ぶ。』今回はインフルエンザ&令和のジェネレーションギャップ特集

「45年ぶりウイルス消滅!?超最新!インフルエンザ撃退法」

中部大学 生命健康科学部の伊藤守弘教授は、インフルエンザにまつわる最新情報ついて解説した。感染者数が急増し、警報も発令される事態となった今シーズン。伊藤氏はこの状況を「最悪」と評し、ピーク時の1医療機関あたりの患者数が警報レベルの倍以上に達したと説明した。そんなインフルエンザはワクチンで予防するのが一般的だが、近年新たな形のワクチンが登場したという。2024年から日本で導入された鼻噴射型ワクチンは、喉や鼻に集中して抗体を届けることができる可能性があると言い、効果が期待されている。しかし対象は2〜18歳に限られると補足された。

また伊藤氏はB型インフルエンザが将来的に消滅する可能性についても言及し、B型は山形系統とビクトリア系統の2種類に分類されるが、WHOの2024年3月の発表によると、山形系統はコロナ禍の影響で絶滅した可能性があるとのこと。今後の対策はビクトリア系統に集中できるため、B型の完全駆逐も視野に入ることが期待されているという。

中部⼤学 ⽣命健康科学部 教授 
伊藤守弘

「お金で得する20代 損する40代以上 広がる世代間マネーギャップの解決策」
名古屋商科大学大学院の教授であり、金融アナリストの大槻奈那氏は、まず大手企業が初任給を30万円以上に引き上げ、20代の就職市場が売り手市場となっている現状を解説。新卒の給与上昇に伴い、30代も給与引き上げの恩恵を受けているというが、40代はその影響を受けにくく、資産形成でも他世代と比べて苦しい状況にあると話す。就職氷河期を経験した40代は1997年の山一證券破綻を皮切りに、2001年のITバブル崩壊、2003年の非正規雇用拡大、2008年のリーマンショックなど、度重なる経済危機に見舞われたことで、資産形成に大きな打撃を受けたという。

そうした40代の挽回(ばんかい)策として大槻氏は“投資”や“アップスキリング”、“ネオ転職”といった方法を提案。40代は親世代のデフレ経験の影響で投資に消極的だが、投資は資産形成のうえで非常に重要であることを強調。また、スキル向上のためMBA取得などの学習が有効であり、スタートアップ企業への転職(ネオ転職)も即戦力としての需要が高まっているため、年収アップの可能性があると推奨された。

名古屋商科⼤学⼤学院 教授 
⾦融アナリスト
⼤槻奈那

「ダマされる20代が急増!SNSに潜む2つのキケンな罠」

桜美林大学の平和博教授は、若者のSNSリテラシーについて解説。紹介した調査結果では20代はSNSリテラシーが高いとされるが、出演者からは「興味のある情報ばかりに偏る」「情報の出所を確認しない」といった懸念の声も上がる。

平氏によると、特に若い男性はフェイクニュースにダマされやすい傾向にあり、その背景にはSNS依存にも関係する、2つの要因が考えられるという。1つ目に“フィルターバブル”を挙げ、SNSのアルゴリズムがユーザーの好みに合った情報ばかりを優先し、投資詐欺への警告など本当に必要な情報がユーザーに届きにくくなっている現状を指摘。

2つ目の要因として“いいねバイアス”を挙げ、多くの“いいね”や“フォロワー数”が信頼性の指標となり、フェイクニュースや詐欺が拡散されやすく、容易に信じてしまう人の数も増加していると解説した。虚偽の情報や悪意のある情報にダマされないため、平氏は発信者や情報源の確認、複数のメディアでの検証といったファクトチェックの重要性を強調した。

桜美林大学 教授
平和博

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