検 索 無料配信 番組表

カズレーザーと学ぶ。

毎週火曜よる10時00分〜11時00分 放送

スマホの使いすぎで眼球の形が変わる!現代人が気をつけたい顔まわりの病気に関する新常識!

2023.10.17 公開

『カズレーザーと学ぶ。』今回のテーマは『令和の現代病』

『イヤホンが招く不治の病!?耳の“薄毛”と“カビ”』

イヤホンの使用が原因で起こる難聴について警鐘を鳴らしたのは、東京医科大学 耳鼻咽喉科頭頸部(とうけいぶ)外科専門医 白井杏湖だ。そもそも耳の中には音の振動を脳に伝える『有毛細胞』と呼ばれる約5ミクロンの毛が数万本生えており、音の種類や高低を聞き分けているが、この有毛細胞は長時間大きな振動を受けると壊れてしまうという。またこの細胞は一度壊れてしまうと再生しない。専門家は、1週間に95デシベルで75分以上イヤホンを用いて聴き続けると難聴になる恐れがあるとしたうえで、スマートフォンで音楽を聴く際には最大約100デシベル出力されるので6割ほどの音量に抑えることが望ましいと解説した。耳の中が傷つかないようにするには、耳掃除の頻度にも気を配る必要があり、専門家は1〜2週間に1回程度の掃除を推奨した。

東京医科大学 耳鼻咽喉科頭頸部外科専門医
白井杏湖

 

『失明のリスク大!?スマホ依存で眼球ボコボコ病』

スマホが目に与える影響について説いたのは慶應義塾大学 医学部眼科医 綾木雅彦だ。この10年ほどで『急性内斜視』という片方の目が内側に寄ったまま戻らなくなってしまう病気が急増しているという。スマホなどを目の近くで長時間見ていると気づかない間に寄り目になってしまい、急性内斜視を発症する場合があるのだ。ほかにも画面をスクロールすることで、眼球を動かさなくても文字や画面の動きを追えてしまうため、神経や筋肉が麻痺(まひ)し、機能に異常をきたすことがある。特に8歳までの子どもは視力が発達段階のため、20分に1回は遠くを見るなどの休憩を取ることが望ましい。さらにスマホを集中して見続けると、眼球が一定の形で固定され変形してしまったり、瞬きの回数が減ることで目に潤いを与える涙の量が減り、目の表面がボコボコになってしまったりすることもあるそう。最悪の場合失明にもつながりかねないため、専門家はスマホの使い方に気をつけるとともに、まぶたの際などを洗浄し清潔に保つことを勧めた。

慶應義塾大学 医学部
眼科医 綾木雅彦

 

『近年の???で激増!?知られざる『歯周病』の恐怖』

40歳以上の約8割が歯周病に罹患(りかん)していると語るのは、宝塚医療大学 保健医療学部 森田学教授だ。『歯周病』は『虫歯』とは異なり、歯を支えている組織が異常をきたすもので、歯茎からの出血などを引き起こす。歯周病を発症すると、口腔(こうくう)以外にも悪影響をおよぼすとされ、歯周病菌が体内に達することで肺炎や心筋梗塞、糖尿病、認知症・アルツハイマーの重症化にも関与しているのではと専門家は語った。この歯周病は、気圧の変化などで自律神経が刺激され免疫力が低下するだけでも症状が現れるため、日頃から口腔衛生に気を配る必要がある。歯磨きや洗口液を利用するほかに、カレーを作る際に用いるウコン(ターメリック)に含まれる『クルクミン』という成分が、特定の歯周病菌の抑制に効果があることも明らかになったため、食べて歯周病を予防することもできると専門家はコメントした。

宝塚医療大学 保健医療学部
教授 森田学

この記事を
シェアする

TVer 視聴ランキング(日テレ)

2025年4月1日 時点

※TVer内の画面表示と異なる場合があります。

おすすめ記事
©Nippon Television Network Corporation