こどもとケータイ

がそりん(技術統括局)

子供が大きくなればその年齢なりに、さまざまな問題がでてきます。
今日は、中学1年生の長女の話です。

先週、保護者会があったのですが、そのテーマが、「携帯電話の使い方」。
娘の学校は、携帯電話を学校に持参することを校則で禁止しています。
しかし、家に帰ると自由。
ケータイに依存する生徒や、ブログやSNS、掲示板に学校のことを書く生徒が出て、
問題になっている、とのことでした。

そこで、保護者会では、
「携帯電話の家庭のルール」や、
「インターネット接続について気をつけていること」を、
各人報告し、話し合いました。

約2時間の熱い討論のあと、最終的に親の方針として、
「夜10時以降はメールをさせない。もし来ても返事しないこと」を子供に徹底すること。
また、先生からは、
"まずは、携帯電話で連絡し合わなくても築ける友達作りをめざす"という目標をたて
子供間でも話し合い、認識させますという頼もしい言葉をもらいました。

実は、我が家では、親が突発的な仕事が入ることもあるため、
子供が小学生になったばかりの6年前から携帯電話を持たせ、
常に連絡できるようにしていました。
私も、居場所検索ができるその体制に安心していたのも事実です。

しかし中学生になった途端に、携帯電話で連絡がとれず、しかも、電車通学。
不安な新生活がスタートしていたのでした。

入学してから約1年。
現在、娘は自宅でスマホを器用に扱っていますが、学校には1度も持って行っていません。

そういえば、最近の娘は、
日曜日に、次の1週間のスケジュールを確認するようになったり、
忘れないようにスケジュール帳にこまめに書くようになったり、と、
携帯電話を持つ前よりも、他の人とコミュニケーションをとるよう努力し、
自分で自分のスケジュール管理をしようとしているようです。

家に帰ると、スマホで私の仕事のスケジュールを共有することもできるようになりました。
子供は新しい環境にすぐに慣れ、だんだん大人になっていくのですね。

一方の私は・・・、
携帯電話を持たせないで娘を信じることも1つの子離れかもしれないと
ちょっと寂しい気分ですが、
子供の成長を見守っていこうと諦めがやっとついてきました(苦笑)。