ママモコモ子育てブログ
2015.04.22
新米坊主(社長室)
家事スキル、育児スキルについて何もかも妻にはかなわない私ですが、唯一勝てる部分があります。
それは「腕力」。
ま、男性だから当たり前ですが、階段でベビーカーを運ぶとき、眠った子供を抱っこするとき、
(一応)重宝されます。
特に長男は未だに「抱っこ魔」なのですが、体重を15㎏を超えた今、必然的に私が主に抱っこすることになり、機嫌次第では家から駅までのお出かけの時、1㎞ほど抱えたままというのもざらです。
最近、そんな私を悩ませることがしばしば起きるようになりました。
今我が家の兄弟たちが夢中になっているのは、怪獣と戦う銀色の正義の巨人。
あの光の国から来た彼らです。
朝からすっかりなりきっている我が家のチビトラ兄弟たちは、私の顔を見るや怪獣とみなして突進してきてパンチやキックの連打、最後は「ビビビビビッ」っと、とどめの光線技。
気づかないでいると「もう光線出したよ」と、倒れて爆発することを強要します。
その所業たるや正義の味方どころか、まさに通り魔です。
そして、銀色の巨人たちの能力といえば光線だけではありません。
そう、奴らは飛びやがるんです。
1度良かれと思い、子供たちを飛ばせてあげたのが運のつき、彼らの間ですっかりブームとなってしまい、1日何回も我が家の2人の正義の小人たちを持ち上げて空を飛ばせることとなってしまいました。
まず長男をバーベルの要領で私の目の高さまで持ち上げ、リビングを旋回してから洗面所へ向かい、大鏡の前で飛んでる姿を堪能させた後、廊下を往復して最後はリビングに戻って着地。
すると待ってましたと弟がすり寄ってきて、今と同じことを1セット。
それが終わると兄貴が「もう1回~」とニコニコせがむので、ついつい2度目のフライト。
それが終わればまた弟がやってきて…。
そうして私の腕が上がらなくなるまでエンドレスで続くのでした。
先日、駅から自宅までの帰り道、眠りこけた長男がベビーカーを占拠したため次男を抱っこしていたのですが、ベビーカーに乗れないためにすこぶる機嫌が悪い。
そこでいつもの飛行ポーズにしたところピタリと愚図りが止まりご機嫌になったので、しめしめと思って歩いてました。
そろそろ腕が疲れてきたので降ろそうとしたところ、しがみついて激しく拒絶、
「(飛び)たい!(飛び)たい!(ウチの次男は語尾で全てを語ります)」
と必死に訴えます。
その後何度か着地を試みるも、全身全霊をかけた抵抗に遭い、結局腕をブルブル言わせながら重量挙げのジャークの姿勢で1㎞の道のりを歩きました…。
抱っこするのと違い日常ほとんど使わない筋肉を使うため、正直かなりキツイです。
けれど飛んでる最中、気持ちよさそうにポーズを決めたりキャッキャッと喜ぶ2人を見ると、断れないんですよね。
日頃の運動不足解消のため、これもエクササイズと思ってもう少しがんばることとします。