2023年1月7日(土)19:00~21:54放送「はじめてのおつかい 新春!小さな大冒険SP!!」
- 【MC】
- 所ジョージ、森口博子
- 【ゲスト】
- 赤楚衛二、安藤サクラ、河北麻友子、川島明(麒麟)、船越英一郎
<五十音順>
①『100日修行の白衣』岩手・山田町(やまだまち)
蓮和(れんと)くん 5歳1か月
海あり山あり自然に恵まれた岩手県・山田町にある開運山瑞然寺(ずいねんじ)。
ご住職はひいおじいちゃん、副住職はお父さんという蓮和(れんと)くん5歳1か月。
最近ではお父さんと一緒に水行をするようになりました。お父さんはまもなく「日蓮宗大荒行(にちれんしゅうだいあらぎょう)」という百日修行に出発します。その出発式に着る大事な白衣(はくえ)を取りに行くおつかいを頼みます。
まずはお寺のそうじからお手伝い。おつかいの話も順調に進み帰りにお弁当も買ってくるように頼まれニコニコ顔。「行ってきます!」と元気に出発!ところが…すぐに戻ってきてしまいました。「ママと行きたい」と泣き続け、乗るはずのバスは出発し、次のバスまでは約2時間。
お父さんはまだ“覚悟”ができない蓮和くんと向かい合います。蓮和くんに力を入れるため、いつも以上に気合を入れて読経、そして尋ねました。「水をかぶりますか?自分で決めて」決意をした蓮和くん、お父さんと一緒に水を被り“覚悟”が整いました。
お父さんの初修行のため、蓮和くんのはじめてのおつかいです。
②『宮島の姉弟』広島・廿日市(はつかいち)市
海美(うみ)ちゃん 4歳8か月・泰地(たいち)くん 2歳9か月
広島県宮島(みやじま)、厳島(いつくしま)とも呼ばれ厳島神社を中心に島全体が神様として崇められてきました。おつかいに出すのは10年前に宮島に越してきたお父さん、カヤックのガイドをしています。
今日はサップの練習中。そんなお父さんを本格的なカメラで撮影しているのが海美(うみ)ちゃん4歳8か月、しっかり者のお姉ちゃんです。練習中に折れてしまったボードと足を繋ぐ紐をお父さんの知り合いに借りに行きます。
お父さんが引っ越して来た時からの長いお付き合いでカヤック、サップ、うどん作りと趣味が一緒。特別なうどん粉も借りてくることになりました。気の進まない様子の弟・泰地(たいち)くん2歳9か月。知り合いは迫力のあるおじさんで泰地くんはちょっと苦手。そこでお父さんは海美ちゃんを“ちっちゃいママ”に任命、さらに掛け声を合わせて元気を出します。
「やればできる!」甘えん坊の泰地くんも鹿に追われて出発です。まずは表参道商店街でお土産のコッペパンを買って向かいます。帰りに商店でケチャップと片栗粉、カレー粉、みかんも買ってくるよう頼まれました。コッペパン屋さんでは海美ちゃんが注文、泰地くんはお会計ができました。「がんばったね」と小さいお母さんに褒められ調子が出てきたようです。大鳥居は修繕中だったため泰地くんは最近初めて大鳥居の姿を見ました。そこで海美カメラマンが記念写真をパチリ。
秋晴れの中ふたりは手をつなぎ、神様に応援されながら進んでいきます。
③『牡蠣グラタン』岩手・山田町(やまだまち)
伊織(いおり)くん 3歳10か月
岩手県山田町、海沿いのこの町を東日本大震災の大きな津波が襲ったのは11年前。長い復旧への道のりを乗り越え町には活気が戻りました。牡蠣が大好きな伊織(いおり)くん3歳10か月、一人っ子ですが従兄弟のほたるくんの前では頼もしいお兄ちゃん。おばあちゃんの家までほたるくんのパンツを取りに行き、ほたるくんがはじめて食べる牡蠣グラタンをつくるため、港で仕事中のおじいちゃんから牡蠣をもらい、商店で牛乳とほうれん草を買ってきます。
まずはほっちゃんのパンツ、迷うこともなく手にすると急いで戻ってきてくれました。さすがお兄ちゃん!次は港へ。伊織くんのおじいちゃんは漁師さん、津波で全滅した牡蠣の養殖を5年かけて立て直しました。差し入れの焼き芋を食べながら休憩。「大きくなったら漁師やるか?」問いかけに「やる!」と伊織くん、おじいちゃんはにっこり。牡蠣をもらって商店に向かいます。
しかし「やっぱりむずかしい」と家に戻ってしまいました。ほうれん草は手の届かないところにあるのでお母さんと行きたい伊織くんですが…挨拶の練習をしていると大きな声を出すほたるくんに負けじとどんどん大きな声が出てきて「いってくる!」と一言、ほたるくんのために走って出発です。
④『ネエネ来ないで』大阪・南河内(みなみかわち)
結菜(ゆな)ちゃん 4歳11か月・陽菜(ひな)ちゃん 3歳0か月
もうすぐ5歳になる結菜(ゆな)ちゃんと3歳になったばかりの陽菜(ひな)ちゃんがおつかいに。二人は誕生日が近いので、今日は2人の真ん中バースデー!
とにかくしっかり健気な結菜ちゃんと、すぐに気が散るお気楽な陽菜ちゃん。「今日はお姉ちゃんが小さいお母さん」ということで、二人でおつかい出発。「小さいお母さん」は、マイペースな陽菜ちゃんに何度も声をかけながら、妹をリードします。
お肉屋さんではお土産に持って行ったサツマイモを「あげる」と言ったら、おじさんはサツマイモを揚げてくれました。おじさんと姉妹の楽しいおしゃべり。「マルシン」という上等なお肉とおじさん特製のたれを買いました。
砂糖を買いに向かう2人を待っていたのは上り坂。眠さにぐずる陽菜ちゃんをなだめながら、決して泣くことなく進み続ける結菜ちゃんですが陽菜ちゃんの眠気はおさまりません。
しかたなく一度家に戻るとお母さんにはすべて事情が伝わりました。一旦お昼寝して目が覚めた陽菜ちゃんにお母さんはおつかいを頼みます。弟のおやつを追加して「今度は陽菜が小さいお母さんね」さっきとは違う陽菜ちゃんが歩き出しました。こっそりお姉ちゃんが後ろからついて来るのを見つけた陽菜ちゃん。
「お姉ちゃーん」と喜んで抱きつくかと思ったら、出た言葉は「ねえね、戻りなさい!」スタッフはびっくり。お気楽陽菜ちゃんは、小さなお母さんになっていたのです。
あの日からちょうど10年が経ちました。「お誕生日おめでとうございます!」あの時と同じくらい美味しいお肉をお土産に中学生になった2人の元を訪ねました。
⑤『キュウリの差し入れ』栃木・茂木町(もてぎまち)
貫吉(かんきち)くん 4歳0か月
サッカー大好き5人兄弟の末っ子貫吉(かんきち)くんは最近4歳になったばかり。お兄ちゃんお姉ちゃんはサッカーチームに入っていて家中がサッカーコート!サッカーチームには小学生から入れるので早く小学生になりたい貫吉くん。今日はお兄ちゃんたちが試合、お姉ちゃんたちは練習、貫吉くんはお留守番です。玄関でお姉ちゃんのサッカーボールを見つけました。練習に必要なボールです。
「じゃ届けよう!」貫吉くん自ら憧れの小学校までサッカーボールを届けます。ついでに差し入れの“冷やしキュウリの1本漬け”も届けます。暑い夏の練習に欠かせない、子どもたちに大人気の一品です。みんなに挨拶して渡すようお母さんに言われました。「いってくるね!」大きな声で出発。小学校に着き大きな声でお姉ちゃんを呼び、ボールとキュウリを渡します。
そして今度はお姉ちゃんからのおつかい。みんなにちゃんと挨拶をしてキュウリをわたします。
兄弟の中で一番の恥ずかしがりやの貫吉くん、誰もいない荷物置き場へスタスタ、声を出すこともなく置いて帰ってしまいました。それを聞いたお母さん、「挨拶できないとサッカーできない」ともう一度行かせます。しかし涙の貫吉くんは動きません。お母さんはパワーを出すため貫吉くんの大好きな川崎フロンターレのユニフォームを持ってきました。ナイスアシスト!ユニフォームに着替えた貫吉くんの足が動き出しました。
⑥『宮城の牛タン』宮城・大崎(おおさき)市
悠太朗(ゆうたろう)くん 4歳6か月・華彩(かや)ちゃん 2歳8か月
お米が美味しい宮城県大崎市。この街に住む慎重でまじめなお兄ちゃん悠太朗(ゆうたろう)くんはお父さん似、意思が強い華彩(かや)ちゃんはお母さん似、食いしん坊な兄妹がおつかいに出発です。お父さんは体育教師、お母さんはジムのトレーナーという体育一家。「ちょっとだけ無理なことにチャレンジしていこう」が方針です。
道の駅は特産品や地場野菜が取り揃えてあるお店。卵、長ネギと長いお麩、牛タンスモークを頼まれました。少々退屈な道のりを妹が飽きないように気にしながら進んでいく悠太朗くん。お店に着いて卵を見つけたけど華彩ちゃんを待って買わせてあげます。長ネギも発見して買い物は順調、あとは牛タンと長いお麩ですが、長いお麩は高いところに並んでいました。しかもさまざまな種類のお麩。子どもからは視界に入りません。レジで会計を済ませたふたりはお店を出ると隣のスペースへ。華彩ちゃんとお菓子を食べて休憩、でもおつかいは終わっていませんでした。元気を出しておつかい再開です。今度は店員さんに大きな声で聞けました。牛タンスモークと長いお麩、お兄ちゃんのリードできちんと買い物を済ませ帰路につきます。
日暮れが近くなっていました。疲れからか荷物の重さが気になります。お月さまも見え始め、焦るお兄ちゃんですがぐずり始めた華彩ちゃんを一生懸命励まし続けます。そしてお兄ちゃんが考えた秘策とは?
⑦『おつかいロボット1号・2号』東京・世田谷(せたがや)区
日向汰(ひなた)くん 3歳10か月、幹太(かんた)くん 3歳2か月
弟が生まれ、すっかりお兄ちゃんモードになった日向汰(ひなた)くん3歳10か月。里帰り出産でおばあちゃんの家でお世話になっていましたが、明日自宅に戻ります。お母さんはこのタイミングでおつかいを頼むことにしました。おまもりはお母さんのお手製、表にはロボットのアップリケ。裏には赤いボタンで「日向汰は今日おつかいロボットになるからそのスイッチです、ピ!」日向汰くんは「おつかいロボット、パワーオン!」と元気倍増!!
お世話になったおばあちゃんへの花と弟の紙オムツを買いに行きます。電車が大好きな日向汰くん線路沿いに歩きます。電車が見られてさらにパワー倍増!薬局では弟の紙オムツとラップを頼まれています。おつかいロボット日向汰くん、任務完了できるかな?
あれから3年…おつかいに行った日向汰くんと一緒に「はじめてのおつかい」のビデオを見ている幹太(かんた)くん(3歳2か月)、あの時の赤ちゃんです。何度もビデオを見るうちに「自分もおつかいしたい」と言うようになりました。そこでお母さんは日向汰くんの誕生日に「おつかい」を頼むことにしました。
兄・日向汰くんの誕生日プレゼントに新しいパンツ、ケーキに飾るシャインマスカット、あの時と同じ花屋さんで仏様のお花を買います。お兄ちゃんとお揃いのロボットおまもりをつけて出発。
お兄ちゃんと同じ道を歩いて商店街へ向かいます。しかし緊張からか慎重な面持ち。雑貨屋さんに入るとパンツコーナーへ。ジーっと見つめて固まっています。店員さんを見つけると「すみません」と小さな小さな声。店員さんに気が付くと「男の子のパンツどこ?」やっと声が出ました。
それからは上手に説明して自分でパンツを選び、プレゼント包装もお願いできました。ここからは八百屋さんが近いのですが道に迷ってしまったようで…結局踏切を渡ってお花屋さんへ。お兄ちゃんがおつかいした時と同じお花屋のおじさんです。あの時、お兄ちゃんを勇気づけてくれたおじさんと話すうちに、幹太くんにもいつもの元気が出てきました。
⑧『お好み焼の日』広島・広島市
莉子(りこ)ちゃん 4歳2か月
お兄ちゃんがおつかいに行ってからというもの「莉子もおつかい行きたい!!」とライバル心と憧れが爆発している莉子ちゃん4歳2か月。
今日はお好み焼きの日なのに大事なお好みソースがない!誰か買ってきてくれないかな~?とお母さんが言うと「行ける!」と笑顔わき上がる莉子ちゃん。
家族みんなのお好み焼き、からあげ屋さんでモモ肉のからあげとフライドポテト、スーパーでキムチと青ネギ、納豆とたまごそして一番大事なお好みソースを買ってきます。
「ママおつかい頼んでくれてありがとう!」と莉子ちゃん、待ちに待ったおつかいです。まずはお好み焼き屋さんへ無事到着。焼きあがったお好み焼きを持って次のお店へと思いきや、あれ!おうちに戻ってきました。「荷物置きにきた!」と思いっきり縦になったお好み焼きをお母さんに預けすぐに再出発!向かったのはからあげ屋さん、なんと今日はじゃんけんに勝ったらからあげ半額の日!異様な緊張感と“がんばれ!莉子ちゃん”という空気がお店中に広がる中いざ勝負!「じゃーんけんぽんっ!おめでとうございます!」半額でからあげをゲットした莉子ちゃんでした。
そしてなぜかまたもや一旦帰宅、でも休む間もなく出発してスーパーへ。なにより重要なお好みソースを買わなくちゃ…。
莉子ちゃんのおつかい大冒険、果たして無事やり切ることができるのか…?
⑨『文通おじさん』秋田・横手(よこて)市
秀香(ひでか)ちゃん 4歳7か月
秋田県横手市、雪の町かまくらの町。お母さんの知り合いの後藤さんは今では秀香ちゃんの大切なお友達。いつも素敵な絵手紙を秀香ちゃんに送ってくれます。
そんな後藤さんの70歳のお誕生日にプレゼントを届けるおつかいです。後藤さんからいただいた絵手紙の絵をTシャツにプリントするところから始まりました。お母さんの助手としてエプロンしながらお手伝い。胸に大きなリンゴのプリント、世界にひとつだけの素敵なTシャツが出来上がりました。
あとは後藤さんの大好きなリンゴとお花を買っていきます。おうちもお店も駅の目の前、リンゴを買っていると電車の時間が近づいていました。「来るよ~」とお母さんの言葉にダッシュの秀香ちゃん、お母さんもドキドキ。どうにか間に合いました。電車を降りた秀香ちゃん、お花を選んで健康ランドに向かいます。緊張しながら挨拶の練習です。「どうすればいいのぉ、めっちゃわからない~」
到着した秀香ちゃんはお祝いしている後藤さん夫妻の真ん中に、ちょっと失礼してプレゼントを渡します。自分の絵がプリントされたTシャツに後藤さんは感激。緊張と期待で胸がいっぱい乙女のおつかいです。
あれから16年・・・
秀香ちゃんは大学生、お元気な86歳の後藤さんとあの健康ランドで再会です。