バタールの作り方♬
2月にリクエストをいただいたままになっていましたバゲットのレシピ。
バゲット。とつい言ってしまいますが、長さや太さからしたら、バタールかもしれませんね^^;
明日から4月だというのに、大変遅くなり、申し訳ありませんm(__)m
ハード系のパンは、奥が深すぎて、何度も何度も作っているのに、
実はわたくし。。思うように焼けないことも多いのです(笑)
だからこそ、クープが思ったように開いたり、見た目がキレイに出来たときはガッツポーズしたい気持ちになり、
ちょっと失敗すると、「今度こそ!」とリベンジしたくなる。。
そんなに手間はかからないけれど、時間がかかるから、だんだん変化していく様も観察できるし
面白い。そこもハマる理由なんだと思います^^ だから止められないのかな^^
と、言う割に、安定感を求め、ドライイーストを使う作り方で作ってますけどね(笑)
ブログのタイトルの下に
「美味しいものを作るための労力は惜しまない根っからの食いしん坊」とありますが、
まさにハード系パン作りがそんな感じ(笑)
大好きなハード系パンが少しでも上手に焼けるようになりたい!!!
ただそれだけで、飽きもせずに何年も何年も作り続けているわけです(笑)
でも本当はわたしが教えていただきたいくらいですよ^^;
もし、失敗しないハード系のコツをご存知の方がいらっしゃいましたら、是非是非教えていただきたいものです!!!
本当に!!!
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
工程写真を撮って、ブログにupしようと思い、いつもの通りに作りながら、写真を撮っていました。
しかし、まず初めに投稿するレシピは、自分で作り続けていたバゲットのレシピじゃダメかも!?と思いました。
わたしのバゲットは「発酵種」というものを前もって用意し
粉や水に「発酵種」を混ぜて作る発酵種法というやり方です。
パンの劣化が遅くなり、日持ちしたり、外側がバリッと固くより美味しいのは良いのですが、
1ステップ多いのが、良くないな~と。
初めての方でも気負わず作れるレシピを!とひっそりと(笑)何度も試行錯誤していました。
そして、やっと簡単で、失敗が少なく、美味しいバタールが出来上がりましたので、
今更ながらレシピを紹介させてください!
作り方の流れが分かるように、写真を並べて、少し説明を加えていきたいと思います♬
前置きが長くなりましたm(__)m
<材料>バタール1本分
ドライイースト 1g以下
水 160ml
フランスパン粉(中力粉)250g
砂糖 5g
塩 5g
<材料>ショコラバタール1本分
ドライイースト 1g以下
水 160ml
純ココア 20g
フランスパン粉(中力粉)210g・・・ココアが入るため、粉量は少なくなっています。
砂糖 5g
塩 5g
①まずは、全ての材料をボウルに入れます。これはココア入りですが、プレーンも同じです。
②ゴムベラを使って、粉と水を混ぜて、ひとまとまりにします。とにかく、まとまればOKです。
ラップをかけ、15~20分ほど待ちます。
③再度ゴムベラを使って、「下から上へ」ヘラでこねるような動作を7~8回繰り返すと、
生地の表面がなんとなくキレイになっていきます。この作業時間はおよそ1分ほど。
再度ラップをかけ、15~20分待ちます。
④最後はヘラではなく、手で行ってください。
生地の全量を手に取り、ひっぱり伸ばしては畳む動作×5回程度。
最初はビヨーンと伸びた生地が、4回目あたりになると、ほぼ伸びません。笑
きれいな球体を作るイメージで5回ほど畳む動作を繰り返します。丸め直している感じで。
きれいな表面が出来たら、ボウルに戻しラップします。
⑤④までできたら、あとはしばらく常温で放置です。半日とか、1日とか。
もしくは、オーブン庫内を40度にセットし、3~4時間発酵させ、2倍以上に膨らませます。
このくらいまで発酵させるのがBESTです^^
発酵の進み具合は季節や気温によって変わります。
目安は見た目で判断していただければ、、と思います。
と言うのも、イーストはほとんど入っていませんから、
3時間の経過でも、5時間経過でも少しの変化しか見られないことも普通なのです。
ボコボコの気泡が、バゲットを切ったときに出来る気泡?空洞?になります。
なので、成型時に空気を抜き過ぎてしまうと、フランスパン特有の気泡もないパンが出来上がってしまいます。
⑥調理台に全粒粉と中力粉を半々に混ぜた粉をふり、生地を広げます。
ショコラバタールにする場合は、広げた生地の中央に、お好きなチョコレートを並べてください。
クランベリーと一緒に入れ込むのもおススメです。
⑦バゲットのカタチをイメージし、中央目指して、内側に生地を折り込みます。
➇さらに中央目指して折り込んでいきます。外側の生地が張って、徐々にきれいな棒状に近づいていきます。
⑨さらに中央目指して。今度は折り込むというより、詰め込む??感じで。より、外側の生地がピーンと張れるように。
⑩しっかりと閉じます。
⑪台にふった粉を全体にもしっかりと塗しておきます。
⑫わかりやすいように、ココア入りの茶色い生地にここだけ代えます。
切り目を入れる前に、このままの状態で冷蔵庫で寝かせます。
わたしもここで睡眠です。イーストは1g以下ですから、6時間でも8時間でも、あまり気にせずに。
起床後、冷蔵庫からとり出し、切り目を入れます。
クープナイフ、もしくはスナックナイフ。なければパン切り包丁でも構いません。
切り目は3~4本入れます。ちなみにわたしが使っているのはスナックナイフです^^
オーブンシートの下に手を入れて、切りたい部分を山のように突き出し、切り目を入れるとやりやすいです。
20分程度放置していると、だんだん切り目が開いてきます。
切り目にはほんの少々の油を垂らすとクープが開きやすくなります。
オーブンは出来るだけ高温で、できれば過熱水蒸気オーブンで焼きます。
300度のスチームオーブン10~13分。温度を200度くらいに下げて、さらに15~20分程度焼きます。
スチームが出ないオーブンでしたら、成型後、パンに霧吹きでたっぷりと水をかけてください。
焼いている途中でも霧吹きを何度かやっていただきたいです。
パリッとしますので。
⑬出来上がりはこんな感じです。ちょっと不格好ですけど^^;
いかがでしょうか?
やっている事は単純で、簡単なこと。
ヘラでこねたり、棒状にしたり、冷蔵庫で寝かせたり。
たいしたことはやっていません。放置する時間ばかりです(笑)
わからないことがないように、細かく書いたつもりでいますが、どうでしょうか??
失敗しても、鮮度の良い焼きたてが食べられるのは、「手作りならでは」です!
もし不格好になったとしても、美味しい~と思っていただけるハズ^^
よかったらお試しください♬
今日も良い1日を!
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皆さまのコメントが何よりの励みになっています♬ いつも温かなメッセージをありがとうございます^^
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コメント(4件)
■hiro
Jさん、こんにちは^^。 ブログ、久しぶりに覗きにきました^^。須田家の食卓、ホントヽ〔゚Д゚〕丿スゴイの一言です^^。
と、記事を遡って読ませていただいていたら、、パン作りの記事が!
わたし、パンだけは焼けません゚(゚´Д`゚)゚。って、他も上手に作れませんが、、
昨年は自家製の酵母を作って、酵母の元種から焼いてみたのですが、、二次発酵がどうにも膨らまず゚(゚´Д`゚)゚。
二次発酵のコツ、また教えてくださいm(_ _)m。
まずは、ドライイーストをつかって、このレシピで挑戦してみようと思います^^。
このレシピ、温度管理とかあまり難しくなさそうな感じ^^。
わたしでも焼けるかな??
2016/04/19 11:06:18
■ぱんだ
須田さん〜^ ^お久しぶりです!
遅れましたが…お誕生日おめでとうございます(≧∇≦)
仙台も桜が咲いて春ですね〜^ ^
来週は近所の三神峯公園で桜祭があるようなので 須田さんのレシピで手作りお弁当持参でお花見して来ますね^ ^
須田さんにとって素敵な一年でありますように(^-^)
2016/04/03 12:31:53
■くぅ
須田さ~ん。。。レシピありがとうございます。お忙しいのに・・・こんなにご丁寧に・・・
頑張ってチャレンジしてみます!!
もう感激です_(._.)_
2016/04/01 14:03:55
■はち
こんにちわ。
バタールの説明もとっても丁寧で感心してます。私も発酵種で作ってますが、確かに面倒ですね。
先日はやはり中力粉でテーブルクッペなるものを焼きました。発酵種なしだけれど、フランスパンっぽい、表面カリで中はサクッ。丁度 残った物でラスクに合いそうでした。食べてしまいましたがね。このバタールも作ってみたいです。
それとチョコチップスコーンも作ってみます。
そうそうハム作りました。わたしはあまり加工した肉類は好きでないのですが、手作りなら添加物もないからと思い挑戦しました。家族には自家製ハムとしか言わず出しました。あえて美味しい?と聞かずにね。そしたら美味しいが出ました。忠実に作りましたよ。ありがとさん。
2016/03/31 21:30:58