FINALISTファイナリスト

しゃべくり永久機関。

やました

芸歴:4年目
所属:吉本興業

1997年生まれ。2021年デビュー。2024年3月から大阪・よしもと漫才劇場のメンバー入り。2024年には、ABCお笑いグランプリ決勝進出、NHK新人お笑い大賞本戦出場、M-1グランプリ準々決勝進出と、賞レースで好成績を残す。

念願の劇場所属から始まった急成長の1年

やましたTHE W決勝進出、めっっっちゃ嬉しいです。もっちろん。そら喜んでます。今年は春に念願だったよしもと漫才劇場所属になって、ライブの数も一気に増えました。もう今年がピークなんじゃないかっていうくらい。いろんな場面で押し上げてもらって、理解が追いついていないんですけど……来年以降もまだまだおもろなれるんかと思ったら恐ろしいですね。昨日より今日、今日より明日が、よりおもろいと思います。ネタは、お世話になってる先輩や作家さんにアドバイスをもらいながら、本番までさらにバチバチに仕上げて、圧倒的なパフォーマンスを見せたいです。

強みは文字数、ボケ数、関西弁の強さ

やました他の組に負けないネタの特徴は、文字数、ボケ数、関西弁の強さ。完全に自分の得意なことに振り切った、女がしゃべり続けるコントをやっています。今回のネタは実体験から書き始めたので、「実体験を基にした女性ピン」ということで、aiko、西野カナ、あいみょんとおんなじ括りで見ていただけたらと思います。

見た目は、ニッポンの社長のケツさんに似てるとよく言われるんですよ。ケツさんに似ていながら、日付を超えたくらいから美人に見えてくるっていう、そのバランス感でやらせてもらってるんですけど。今は優しい時代なんで、ケツさんからも、相方の辻さんからも「似ててごめんな」と丁寧に謝罪をいただいてます。

大阪から、自分の道を切り拓く

やました芸人になったのがコロナ禍だったので、そんななかでもできることをしようと思って、劇場に所属するまではSNSにコント動画をアップしてたんです。でも、TikTokのフォロワーが増えても劇場に足を運んでもらうのは難しいんですよね。これからは、ネタのおもろさで劇場の顔になれるくらい、吸収するものはして、捨てるものは捨てて、まずは大阪で地に足をつけてやっていきたいです。消費されてしまわないように、飛び級じゃなくて、実力をつけて、劇場のお客さんに安心して見てもらえるようになりたいですね。同じ劇場出身の先輩は多方面でご活躍ですが、自分は自分の道を切り拓きたいと思ってます。まずはTHE Wで、「大阪にこんな子おったんや!」「なんやあいつ!もう1回観たい!」と思ってもらえたらな、と思います。