STORY

五印一当

2024.04.21 O.A.

照朝(間宮祥太朗)の前に、父・清司(吉川晃司)を殺した崩心(小澤征悦)の情報を知っている上杉潜夜(竜星涼)が現れるが、潜夜は「ゲームで勝ったら教えてあげる」と挑発して去っていく…。
その頃、思いがけず『悪魔の鍵』を手に入れた宮ノ内グループ会長・宮ノ内(阪田マサノブ)は、崩心の部下・長久手(桐山漣)にそそのかされて『悪魔の鍵』を増やそうと、アクマゲーム未経験のアイドル・式部紫(嵐莉菜)にゲームを挑もうとするが、そこに突如、潜夜が現れ…!

照朝は13年ぶりに父と母の墓参りに訪れる。墓前に母・麗華(遊井亮子)が開発した「モグチョコ」を供えながら、幼い頃、父の会社を継いで「モグチョコ」をたくさん売ると両親に約束したことに想いをはせる照朝。「あの時の約束を果たせなくてごめん」と謝る照朝の元に、悠季(古川琴音)から信じられない知らせが届く!宮ノ内がアクマゲームで潜夜に敗れ、宮ノ内グループの経営権を潜夜に譲渡したというのだ!

一方、会社の資金繰りで奔走していた初(田中樹)に、悠季の開発した「おろち」(cv・花澤香菜)に興味を持ったある投資会社から連絡が来る。この会社から投資を受けられれば、必ず「おろち」を広く世に出せる、と張り切る初。
宮ノ内に会うため本社に向かっていた照朝は、途中でニュースを見て駆け付けた初と合流する。二人で乗り込んだ宮ノ内の会長室、かつてそこは父が働く神聖な場所であった。その会長室にいたのは天才ギャンブラー・潜夜と、アイドルの紫だった。父が大切にしていた会社を弄ばれて黙っていられない照朝は、潜夜に勝負を挑む!「俺とゲームをしろ」――。

照朝が挑戦状を叩き付けると、潜夜は待ってましたと言わんばかりに自らの『悪魔の鍵』を使って悪魔ガド(cv・諏訪部順一)を召喚!ゲームに勝ったら宮ノ内グループを潰す気でいる潜夜に対し、照朝は自分が勝利したら潜夜からギャンブルを奪える権利をガドに要求。すると潜夜は、照朝が負けたら自分の願い事を何でも3つ聞いてもらえる権利を要求する…!
互いの要求が出そろい、照朝VS潜夜のアクマゲームが始まった!ガドが用意したゲームは『五印一当~Five One~』というカードゲームだった。

以下、ネタバレを含みます。

照朝VS潜夜のアクマゲームが始まった!ガドが用意したゲームは『五印一当~Five One~』。使用するのは15枚のカード。ダイヤ、スペード、ハート、クラブ、アクマの5種類のカードがそれぞれ3枚ずつ。その中で1枚だけ黒く塗りつぶされたカードの絵柄を当てるゲームだ。プレーヤーは自分の手元に配られた3枚のカードをもとに相手の手札を読んで答えを導く、いわば究極の頭脳戦…!

先に3勝した方が勝者となる。その大事な1戦目、照朝は潜夜との駆け引きに敗れてまさかの先取点を許してしまう…!「理論派ってギャンブラーにとってはバカ以上のカモなんだよ」とあざ笑う潜夜。「こいつ、強敵だ」…手玉に取られた照朝は気を引き締めると、2戦目は潜夜とのダマし合いを制し、同点に持ち込む!
一方その頃、悠季は潜夜の素性を調べていた。10年前、高校生だった潜夜は両親と妹を強盗に襲われて喪っていた…。自分だけが助かったことに責任を感じた潜夜は、警察を出し抜いて自ら犯人を捕まえたという。置かれた境遇が照朝に似ていると感じた悠季。「もしかしたら、あの人、ただの鍵狙いじゃないのかも…」。

照朝と潜夜、お互い一歩も譲らないままゲームは5戦目までもつれ込むが、最後は照朝が潜夜の天才的なギャンブルセンスに屈し、初めて敗北を喫してしまう…!『悪魔の鍵』を全て奪われ、潜夜の願い事を何でも3つ聞く羽目になった照朝は身構えるが、潜夜から「お手!おまわり!…最後の1つは楽しみにとっておくよ」と言われて拍子抜け…。どうやら潜夜という男はギャンブルのスリルを楽しむこと以外、興味がないらしい。

そんな潜夜に、照朝は「俺と組め」と共闘を持ちかける。2人で手を組んで欲望に溺れたやつらと戦い、『悪魔の鍵』を根こそぎ集めてこの世から完全に消し去る…それが照朝の目的だ。「俺が面白くしてやるよ、おまえの人生」…照朝に心をくすぐられた潜夜は「よし。乗った」と同意すると、『悪魔の鍵』を1本、照朝に預け、さらに宮ノ内グループも返すことを約束。そして、「崩心の組織について教えてやる」。潜夜はそう言って、ノートに謎の言葉を書き始めた…。その名は『Gungnir(グングニル)』――。

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