story

#8 / 2018.03.07

亜乃音(田中裕子)の不審な行動を目にした万平(火野正平)は、ハリカ(広瀬すず)たちとの共同生活を始めてから様子がおかしい亜乃音の行動を観察する。
一方、ニセ千円札を自動販売機に通すことに成功したハリカ、亜乃音、るい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)は、理市(瑛太)の主導でいよいよ一万円札作りに取り掛かる。



そんな中、四人は擬似家族のような暮らしに今までの人生で得ることのできなかった張り合いと安らぎを感じて…。
ハリカは彦星(清水尋也)のチャットゲームのアカウントを使って連絡してきた茉歩(藤井武美)に呼び出され、彦星との関係を詮索される。彦星に思いを寄せる茉歩は、財力のある父親に掛け合って彦星の治療費を立て替えようとしているのだが…。



亜乃音を訪ねてきた玲(江口のりこ)は、自分に会いに来なくなった理市がそこにいることに驚くが、亜乃音が玲と陽人(守永伊吹)を守るためにニセ札作りに巻き込まれているとも知らず、理市との関係を母親として応援してくれない亜乃音に辛く当たる。



そして、完成したニセ一万円札を試す時を迎え四人は緊張に包まれる一方、亜乃音たちと出会って想像もしない幸せを味わって得をしたと言うハリカの話に、それぞれの思いを馳せる四人だった。万平が亜乃音の落としたニセ札のホログラムの正体に気づいたとも知らず、四人は出発しようとしていた…。


亜乃音(田中裕子)が自分の財布をこっそり開け、千円札を差し替えているのを見てしまった万平(火野正平)は、ハリカ(広瀬すず)るい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)と暮らし始めてから様子がおかしい亜乃音が何かを隠しているのではないかと疑い、行動を観察する。そんな中、ニセ千円札を自動販売機に通すことに成功したハリカたちは、つい盛り上がってジュースを買ってしまうが、試作段階のニセ札を回収するべく自動販売機の管理をしている酒屋でレジに入ったニセ札を取り返そうと買い物をする。その様子を見ていた万平はハリカたちの不可解だが一見見過ごしてもいいような行動の裏にこそ秘密が隠れていると勘が働く。



そして、印刷所では理市(瑛太)指導のもと、いよいよニセ一万円札作りが始まる。そんな中、亜乃音の家で暮らす四人は擬似家族のような共同生活に今までの人生で得られなかった張り合いと安らぎを感じていて…。そして、いつものようにチャットゲーム上で彦星(清水尋也)に話しかけたハリカは、彦星のアカウントを使って返信してきた茉歩(藤井武美)に呼び出される。ハリカは初対面の茉歩から彦星との関係を詮索され、ただの友達だと答えると、茉歩は安堵するがハリカは内心複雑で…。一方、彦星は自分に思いを寄せる茉歩が、財力のある父親に掛け合って、自分の治療費を建て替える話を進めていることを知るが、自分には好きな人がいるのだと、茉歩の想いを拒否する。



必要以上に理市との距離を縮める舵が、理市を夕食に招いたことで、亜乃音たちは気まずい食卓を囲むことに。人の弱みに付け込む理市が自分たちの居場所を壊さないか不安を感じるるい子だが、それは舵も同じ気持ちで…。そして、15年ぶりに工場を訪ねてきた玲(江口のりこ)は、急に自分に会いに来なくなった理市が亜乃音のもとにいることに驚くが、亜乃音が玲と陽人(守永伊吹)を守るためにニセ札作りに巻き込まれているとも知らず、母親として理市との関係を応援してくれない亜乃音に辛く当たる。ハリカには亜乃音の気持ちが痛いほどわかるが、どうすることもできず…。



そして、一同はついにニセ一万円札を試す時を迎えようとしていた…。緊張の中、もともとお金が手に入るなら捕まってもいいと思っていたハリカは、亜乃音たちと出会って想像もしていなかった嬉しいことがたくさんあったと話す。それぞれ思いを馳せる中、ニセ一万円札を試すための持ち場に向かった4人だったが、るい子、舵の持っていたニセ一万円札は両替機を通らず失敗。ハリカも自分の持ち場であるゲームセンターの両替機にニセ一万円札を挿れようとしたその時、スマホに見知らぬ番号から着信が。恐る恐る電話にでると、それは彦星からだった。茉歩との関係をハリカに誤解されたくない彦星は、直接ハリカに電話をかけてきたのだ。そして、彦星はハリカへの想いを打ち明け、ハリカもまたそれに応え、二人はお互いの気持ちを確かめ合うのだった。その頃、万平は亜乃音のコートに付着していた銀色のセロハンが、一万円札のホログラムの部分だと思い当たり、このところ隠し事をしている様子の亜乃音に真相を確かめようとしていた。その夜、亜乃音を家の前まで送り届けた万平は、工場の中から聞こえてくる印刷機の音を不審に思いすかさず立ち入る。そして、ニセ札を印刷する理市の姿を目撃してしまう。ついに、ニセ札作りが見つかってしまった亜乃音は、見逃して欲しいと懇願するが、弁護士の万平はそれを聞き入れることは出来ない。激高し自首を勧める万平の後ろに回り込んだ理市は、無我夢中で万平の首を絞めてしまう…。





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