♯2 シゲコプター始動2010/04/11
前回、無事に試運転を終え、あとはフライトを待つばかりとなったシゲコプター。 しかし、ここで新たな問題が。 いざ、城島の頭に装着してみると重すぎるうえに、重心が前に偏り、前のめりになってしまう。 そこで、一時的にシゲコプターを支える支え台と、バランスをとるために機体の後方に尾翼を取りつけることに。 |
飛行機やヘリコプターの尾翼には、重心を安定させる役割もある。 そこで、パイプベンダーという道具を使い、柔らかいアルミのパイプを折らない様に曲げ、尾翼の骨組みを作る。 |
ダクロンという強靭なポリエステル素材の布を骨組みに巻き付け、アイロンで熱を加える。 すると、繊維が収縮し、繊維同士が結合する。こうしてダクロンはピンと張った状態に。 これで尾翼の完成。 |
次にとりかかったのは、シゲコプターが空中に浮くまでの「支え」。 城島はアルミ板に穴を開け、アルミのパイプを切断。達也が溶接した部品を使い、先ほどの尾翼と接合して支え台も完成! |
支え台とシゲコプターをドッキングし、エンジンの回転計、速度計、エンジン温度計を装備。 さらに、安全用のガードと警告灯を取りつけ… 城島の夢、シゲコプターは遂に完成形に! |
計算では95kgの揚力、つまり95kgのモノを浮かび上がらせるパワーを持つシゲコプター。 その重量を量ってみると…城島とシゲコプターを足した総重量は93.7kg。 「これ、飛べるね!」 期待は高まり、いよいよ初フライト!しかし… シゲコプター自体は地面から浮き上がったが、城島の体は舞い上がらず… 原因はプロペラが十分な揚力を得る事が出来ない事にあると推測。 次回のフライトへ向けて、改良が急がれる。 |