2011年8月 4日 11:24
山口智子 × 鈴木敏夫 「話をする二人」
トークイベントが行われました
現在、東京都現代美術館にて開催されている『フレデリック・バック展』。
その開催を記念して女優の山口智子さんと
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによる
トークイベント「話をする二人」が昨日、8月3日に行われました。
お二人は山口さんが『崖の上のポニョ』で初めてジブリ作品の声優を務めて以来、
旅行やおすすめのDVDなどをメールで教え合う仲。
『崖の上のポニョ』でなぜ山口さんがリサ役に選ばれたかなどの製作秘話や、
山口さんにとって、大スター的存在の「職人」の方のことや、今まで旅を通して
知ることができたヨーロッパの芸術などを語り合いました。
一方、鈴木プロデューサーは今まで携わってきた『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』などの
制作時の苦労話や、宮崎駿監督にまつわる秘話などたくさんの話題を語りあい、
約1時間のトークショーに200名の観客も熱心に聞き入っていました。
また、その中でも、今回のフレデリック・バック展に関して鈴木プロデューサーは
「バックさんがここまでたどり着くまで、長い時間がかかっている。
様々な人や作品に影響を受けてできた道を
一堂に見られる展覧会なので是非見に来てほしい」
とコメント。
山口智子さんは
「バックさんから、"どんぐりからでいいんだ"という希望を頂きました。
木を植えるにしても苗木を用意しなきゃならないとか思っていたんですが、
ちょっと変えていくことで良いんだ、
今からでも遅くないんだと思わせてくれました。
一個、一本、一歩と自分から踏み出すことで
全てが変わっていくんですよね。
待っていたら何一つ変わらない、下手すれば無くなってしまうんだと、
改めて気づかされました。」 と語っていました。
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「フレデリック・バック展」は東京都現代美術館にて
10月2日まで開催中。
『木を植えた男』を含む4作品が「フレデリック・バックの映画」として
神保町シアターにて10月2日まで上映中。
「フレデリック・バックの映画」はコチラ