全国でわずかの珍名字 10番勝負!伝説のハンコ屋 vs 名字研究家 第2章の結果は?
11月20日(金)放送の『沸騰ワード10』は、この道48年の名字研究家・髙信幸男(たかのぶゆきお)さんと、日本一の品揃えを誇るハンコ屋・秀島徹さんの十番勝負をリモートで実施!
前回の勝負で、負けたら引退しますと宣言していた髙信さんだが、「前回の10回は無いものにして」、第2章として勝負を再開するとのこと。
番組を見た全国の珍名さんから、髙信さんの元へ自分の名字を使って欲しいという応援メールが続々と届き、今回はそんな視聴者の方の力を借りて、勝負を挑むことに…!
全国1軒の幻の珍名を含め、トータル15個の珍名さんをピックアップし、「勝てます。今回は勝てます」と自信満々の髙信さん。これまで102回の勝負で、秀島さんが降参したのはたったの24回だが…?
茨城と福岡、約900kmの距離を跨いで行うリモート対決スタート!
ルールは至ってシンプル。名字研究家の髙信さんが珍しい名字をフリップに書き、その名前のハンコが秀島さんのお店に置いてあるかどうかの十番勝負。
ハンコがある場合はその名字を、なかった場合は降参のはんを押すというルールだ。
第1問
まず、髙信さんが出題したのはこちら。
「最初は自分で探した名字で勝ちますから大丈夫です」と、視聴者の力を借りずに挑戦。果たして結果は…?
「はやかり」「はやがり」と読むこちら。なんと、その名字の方が「1週間前にみえたんですよ」と余裕の笑みを浮かべる秀島さん。実は、秀島さんの元にも、全国の珍名さんが殺到し、待っているだけで次々珍名が集まる無双状態になっているという。
ちなみに、爬は「地を這う」、揚げるは空高く揚がることを意味し、地べたを這ってでも努力して上を目指しなさいという宗教的教えから付けられた全国にわずか3軒しかない名字だそう。
第2問
続いての出題はこちら!
全国にわずか2軒の甘蔗生(さとうぶ)さん。甘蔗(カンショ)とはサトウキビを意味し、菓子職人が甘いお菓子をお殿様に献上し、たまわった名前だそう。
こちらの結果は…
あっけなく二敗してしまう髙信さん。
3問目
続いては、こちら。
名字を調べる際、目立つ難読漢字に目が行きがちなので、簡単な文字の組み合わせが落とし穴だと踏んだ髙信さん。その読み通り、「やっぱり見逃してるんですよね。この名前の存在を知りません」と少し焦る様子の秀島さん。
結果は…
方便(ほうべん)は仏教の世界では手段・近づくという意味を指し、仏様が民衆を導く
手立てとして説かれ仏教関係者が名乗った名字で、全国にわずか4軒しかないそう。
第4問
ここからは、視聴者から届いたメールを頼りに勝負を挑む髙信さん。出題したのは…
元々のルーツは渡辺で、「わたなべ」から「わたべ」と読むようになったそう。元は船渡しを行う人が名乗った名字で明治の混乱期に様々な組み合わせが生まれ、今や「わたなべ」は日本の名字の中で一番種類が多く、実に100以上のバリエーションがあるという。
しかし、なんと秀島さんの店には120個もの「わたなべ」が揃っていることが判明!
その結果は…
なんと降参。120の在庫のわたなべの中には存在しなかったよう。これで2:2まで持ち直した髙信さん。
第5問
続いては、全国で1軒の名字のこちら!
しかし、こちらは秀島さんが難なくクリア。
「あくむし」さんと読み、悪は「抜きん出て秀でている」という意味で、虫は「生命力」を表していたため、縁起を担いだ名字だという。
第6問
6問目は、常用漢字ができる前の文字で挑戦。
こちらの結果は…
再び持ち直した髙信さん。「ぞうめん」と読むこちらはその昔、踊りでかぶる面があり、
そういう面を製作した人たちを指していた可能性が高いそう。
第7問
続いては、視聴者から寄せられた全国にわずか1軒の珍名さん。
読み方は「きらしゃ」。羅紗は戦国時代に陣羽織などに使われていた高級な生地で、当時の武将が羅紗を身に纏い、気を引き締めたいという思いから名乗った名字だったそう。
果たして秀島さんの結果は…
とうとうリードすることができた髙信さん。このまま勝ちを収められるか…!?
第8問
ここでさらに差をつけたい髙信さん、8問目には、全国に2軒しかないこちらを出題!
「弱点を全部知られてるみたい。今日、割と意表を突いた問題が多い」と珍しく弱音を吐く秀島さん。
その結果は…
先ほどの弱音とは裏腹に、同点まで巻き返した秀島さん。
ちなみに、こちらは「はっとり」と読むそう。服部は元々服を織る仕事の人が名乗った名字で、その中でも神主の服を専門に作っていた人だけが神の服と書いてはっとりと名乗ることができたという。
第9問
一進一退の熱いバトルを繰り広げてきた二人。髙信さんが9問目に出題したのは、なんと総画数43画のこちらの名字!
果たして結果は…
画数が多く、ハンコにしづらい文字にもかかわらず、見事押印した秀島さん。
鬢櫛(びんぐし)は、女性が髪をかき上げる時に使う櫛で、戦国時代に鬢櫛職人がお殿様の奥方のために作って、そのお礼にもらったと考えられるそう。
第10問
一時はリードもしたが、4勝5敗で追い詰められてしまった髙信さん。
最後の出題は、視聴者の方が教えてくれた全国で1軒のこちらの名字!
全国に1軒の祖月輪(そがわ)さん。祖は祖先を表し、月の輪は丸いことから、何度でも生まれ変わる様を表し、子孫が繁栄するよう願いを込めてつけられた名字だそう。
親子2代80年以上続くハンコ店には、秀島さんが把握していない在庫も数多くある。
秘密兵器である珍名ボックスを次々と漁る秀島さん。
果たして勝負の結果は…!?
なんと、祖月輪のハンコを持っていた秀島さん…!
ということで、勝負は6:4で秀島さんの勝利!髙信さんの勝利ならず…!
しかし、第2章はまだまだ始まったばかり。髙信さんが圧倒的勝利をおさめる日は来るのか…!?