嘘のしかり方

ゆうこ(編成局)

先日、娘に
「さかあがり、出来るようになった?」と聞いてみました。
数ヶ月前、一緒に公園に行った時は足が途中までしかあがらず、
保育園で練習する、と言っていたからです。


「うん」
と娘は言いました。
「凄いじゃない!」と誉めたものの、その表情からすぐ、あ、嘘だな、
と気がつきました。
でも知らん顔して、
「そうか、じゃあ連絡帳で先生にお礼を言っておくね」と言うと、
娘はちょっと困った顔をした後、しばらく部屋をウロウロ。
そして、
「あ、ママ、間違えちゃった。やっぱり出来ないの」
と、言いにきました。


平然と嘘をつかれてカチ~ン!
「嘘ついちゃダメでしょ!」と瞬時に怒鳴りそうになりましたが、
そこをなんとか必死にこらえて、
「それは間違いじゃないでしょ?嘘だよ。
ママ、さかあがりが出来なくても怒らないけれど、嘘をついたら怒ります。
もう嘘はつかないでね。」
と、可能な限り(笑)精一杯優しく語りかけました。


娘は悪い事をした、という自覚があったのか、
目に涙をためて「うん」と頷きました。
怒鳴らないで良かった・・・!


「怒る」のは簡単だけれど、「叱る」のは難しい。
自分に余裕が無くて、ついつい子供を怒ってしまう毎日。
「子育て」は自分が成長しないと出来ないものだ、と痛感した出来事でした。