これもママ力

もりふみ(アナウンス部)

風の強かった日、
駅前にとめてあった自転車が何台も倒れ、
起こせなくなっている人を見かけお手伝いしました。
「せ~の!」
「ペダルがこっちの自転車の車輪にはさまっちゃってる!」
なんてやっていると、
「だいじょうぶですか?」
「一緒にやりますよ」
とあちらからもこちらからも声が。


みんなでやれば、あっという間、
自転車は元に戻りました。
「よかった。よかった。」
地面においていた荷物を肩にかけ、顔を上げてみてびっくり。
集まっていた人は全員、
ベビーカーを押しているか、小さな子どもの手をひいているかの
ママさんだったのです!


人通りの多い駅前で、足を止めたのはママばかり。
しかも、それぞれ顔見知りでもなく、
「さようなら」「気をつけて」と散っていく後姿を
まぶしい思いで見送りました。
ああ、素敵!ママ、ブラボー!


妊娠・育児中、
私たちは他人様に助けてもらう機会が想像以上にたくさんあります。
だからこそ、困っている人がいたら助けてあげたい!という気持ちが募るもの。
駅前での出来事は、
ママたちの日ごろの感謝が結集したのじゃないかしら、なんて
とても心強く、うれしく、誇らしく感じられたのです。


まだまだ助けてもらうことの方が多い毎日ですが、
できたとしても小さなことですが、
また何かできるチャンスがありますように!