こどもと遊ぼう!第14回「暗闇の中で」

リョーコ(制作局)

AD時代、初めて私1人に任されたロケは
某タレントさんの長野のご実家へゆき
お母様のインタビューをいただくというものでした。


予算や時間の関係で、カメラマンはつかず
「デジ」と呼ばれる小型カメラで私が撮影したのですが、
帰社して先輩に叱られたこと・・・


 「画は撮れているけど、音が録れてない!!!」


テレビで物事を伝えるには、映像同様に音声がどれほど大切か・・・

愛あるお説教を頂いたものでした。


そんな出来事を思い出したのは、
ママ友さんにすすめられたある催しに、娘と参加したからだと思います。


それは最近で、一番感動した経験。
いわば「暗闇を体験するアトラクション」。
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事前予約制で、都内のとあるビルの地下、
完全に光を遮断した空間の中へ。

娘以外は見ず知らずの方と、8人でグループを組んで入り、
暗闇のエキスパートである
「アテンド(視覚障害者)」のサポートのもと
中を探検し、様々なシーンを体験します。
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基本どんなに目をこらしても、本当に「全く何も」見えません。
いやがおうにも五感を研ぎ澄まして脳はフル回転。


そして感じたこと。
人のあたたかさ。
意外な自分自身。

また、娘の全然知らなかった一面を知ったり...


世界30か国・約130都市で開催され
700万人以上が体験しているこのイベントは、
ドイツの哲学博士の発案によって生まれたそうです。


娘にとってもかなり興味深かったようで
絵や文章で、盛んにアウトプットしていました。


娘もまもなく8歳。
この頃は特に「子どもと遊ぶ」というよりは
「私の行くところ、やりたいこと」に付き合わせるということが多いかも・・・

そうでないと色々回ってゆかないというか・・・


夫も、趣味のワイン会によく娘を連れて行っているようです。
(もちろん娘はジュース)。


そんな最近ですが、
子どもと一緒にいる時間はやっぱりかけがえのないもので
絆が深まると感じています。