バレンタインデーのハプニング

がそりん(技術統括局)


「ママ!ランドセルがない!!」

2月15日の早朝、小学校4年生の次女の声で、家の中は大騒ぎになりました。
玄関、娘の部屋はもとより、家の周り、納戸、二世帯住宅の祖父母の家まで探しましたが、
どこにもありません。

出社前の慌しさの中、「まさか泥棒が入ったか!?でもなぜランドセル?」と
私の頭の中は「?」だらけです。

そんな中、次女は、色々考えたのでしょう、
姉が過去使っていたランドセルを持って行こうと準備をし始めました。
しかし・・・当たり前ですが、中に入れるものがないことに気づき、真っ青に。
そして、そうこうしている間に、登校時間になってしまったのです。

もう次女は諦めモードで
「今日休むことにしたから。ママが学校に電話をして」という始末。
そんなズル休みには付き合うことができないと、本人に電話をさせました。


以下、先生との会話です。

子供「先生、朝、学校に行こうとしたらランドセルがないのです」
先生「取り急ぎ、まずは登校してください」
子供「教科書もノートも、ランドセルの中に全部入っているんですが・・」
先生「では、家にある鉛筆を削って持ってきてください。カバンでいいですから」
・・・
先生「ところで、どういうランドセルですか?」
子供「赤くて、水玉のカバーをつけてあります」
先生「それは教室にありましたよ。もう登校したのかと思っていました」


結局、ことの顛末は、こうでした。

バレンタインデーに、「友チョコ」を交換しようとしたところ、
"学校の中では、交換してはいけない"というルールがあるため、
放課後、ランドセルを教室において、
校門の外で、袋を持って交換した、とのこと。
そして、なんと、娘は、その袋だけを持って帰ってきたのでした!

嬉しそうに、チョコレート"だけ"を持ち帰ってきた娘の姿が目に浮かびます。

普段、帰宅後、ランドセルの中をチェックするのですが、
私も、チョコレートの話で盛り上がり、すっかり忘れていました。

親子共々、反省し、大笑いしたバレンタインデーでした。

こどもとケータイ

がそりん(技術統括局)

子供が大きくなればその年齢なりに、さまざまな問題がでてきます。
今日は、中学1年生の長女の話です。

先週、保護者会があったのですが、そのテーマが、「携帯電話の使い方」。
娘の学校は、携帯電話を学校に持参することを校則で禁止しています。
しかし、家に帰ると自由。
ケータイに依存する生徒や、ブログやSNS、掲示板に学校のことを書く生徒が出て、
問題になっている、とのことでした。

そこで、保護者会では、
「携帯電話の家庭のルール」や、
「インターネット接続について気をつけていること」を、
各人報告し、話し合いました。

約2時間の熱い討論のあと、最終的に親の方針として、
「夜10時以降はメールをさせない。もし来ても返事しないこと」を子供に徹底すること。
また、先生からは、
"まずは、携帯電話で連絡し合わなくても築ける友達作りをめざす"という目標をたて
子供間でも話し合い、認識させますという頼もしい言葉をもらいました。

実は、我が家では、親が突発的な仕事が入ることもあるため、
子供が小学生になったばかりの6年前から携帯電話を持たせ、
常に連絡できるようにしていました。
私も、居場所検索ができるその体制に安心していたのも事実です。

しかし中学生になった途端に、携帯電話で連絡がとれず、しかも、電車通学。
不安な新生活がスタートしていたのでした。

入学してから約1年。
現在、娘は自宅でスマホを器用に扱っていますが、学校には1度も持って行っていません。

そういえば、最近の娘は、
日曜日に、次の1週間のスケジュールを確認するようになったり、
忘れないようにスケジュール帳にこまめに書くようになったり、と、
携帯電話を持つ前よりも、他の人とコミュニケーションをとるよう努力し、
自分で自分のスケジュール管理をしようとしているようです。

家に帰ると、スマホで私の仕事のスケジュールを共有することもできるようになりました。
子供は新しい環境にすぐに慣れ、だんだん大人になっていくのですね。

一方の私は・・・、
携帯電話を持たせないで娘を信じることも1つの子離れかもしれないと
ちょっと寂しい気分ですが、
子供の成長を見守っていこうと諦めがやっとついてきました(苦笑)。