8月22日(木)午前2:35~3:35(水曜深夜)放送/BS日テレ 8月31日(土)朝7:00~8:00放送
◆8月放送プログラム
7月3日に行われた公開収録よりお送りします
・ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
・ピアニスト阪田知樹さんとの対談もお楽しみに!
◆音楽監修 新井鷗子の演奏レビュー
阪田知樹さんベートーヴェン2番&カンパネラ
ベートーヴェンが最初に書いたピアノ協奏曲。若きベートーヴェンの瑞々しい感性がほとばしる曲です。阪田さんのピアノの音は、金の糸で編んだレースのカーテンのように繊細でしなやかで強くて、読響と室内楽のように親密な対話を繰り広げました。同世代の阪田さんと粗品さんの打ち解けたトークもお見逃しなく。
◆演奏者の略歴
熊倉 優(指揮)
MASARU KUMAKURA
1992年東京生まれ。作曲を16歳より、指揮を大学入学時より始める。
桐朋学園大学(作曲専攻)卒業及び同研究科修了。 指揮を梅田俊明氏、下野竜也氏に師事。
第18回東京国際音楽コンクール<指揮>にて第3位受賞。
2016年から2019年まで、NHK交響楽団・首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏及び、同団アシスタントとして定期公演等に携わる。
コロナ禍において海外からの来日指揮者の代役や配信公演にも携わる。
2020年7月コロナによる演奏活動休止後、NHK交響楽団にとって初の演奏活動となった「希望のコンサート」(放送演奏)や「NHK交響楽団11月公演」にて、ドイツ・プログラムを披露し、次代を担う若手指揮者として注目を集めた。
2021年よりドイツに拠点を置き、2021年8月~2023年7月まで、ハンブルク州立歌劇場にて音楽総監督ケント・ナガノ氏のアシスタントを務める。指揮者としても同劇場で「後宮からの逃走」(抜粋)、「魔笛」などを指揮。2023年5月にハノーファー州立歌劇場にて「ルサルカ」を指揮、同年8月より同劇場第2カペルマイスターに就任。2023-2024年シーズンは「カルメン」、「魔笛」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「フィガロの結婚」、その他コンサート等含め30公演以上を指揮する。
阪田知樹
TOMOKI SAKATA
2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール第1位、6つの特別賞。 2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞。
東京芸術大学を経て、ハノーファー音楽演劇大学大学院ソリスト課程に在籍。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。
ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンゲン国際ピアノオリンピックでは日本人初となる第1位及び聴衆賞。
国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。
2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。
阪田知樹ピアノ編曲集「ヴォカリーズ」を2022年5月に、「夢のあとに」を2023年7月に、阪田の作曲した「アルト・サクソフォーンとピアノのためのソナチネ」が23年11月に音楽之友社より出版。
内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、
第72回神奈川文化賞未来賞を受賞。