#141 あす国葬~交通規制と弔問外交
VTRにもありましたが、
あすの国葬では、「生活」への影響もあります。
東京都内ではきょう26日からあさって28日まで
大規模な交通規制が行われます。
特に、あすの国葬当日は首都高速の都心部で
およそ9時間の通行止めとなります。
時刻は正午ごろから午後9時ごろまで。
平日、多いところでは
1日5万台以上が利用する「都心環状線」の
ほぼすべての出入り口が利用できなくなります。
これは、首都高速を使って都心に入ってくる車や
都心を通過しようとする車両をすべて止める、
ということになるんです。
物流、宅配の荷物も影響が出る可能性があるので注意が必要です。
また、一般道でも通行止めがあります。
まずは、国葬が行われる「日本武道館」周辺。
武道館の目の前を通る「靖国通り」の一部や「千鳥ヶ淵緑道」で
午前9時ごろから午後7時ごろまで約10時間、
「代官町通り」の一部でも午前11時ごろから
午後5時ごろまで約6時間通行止めになります。
車道だけでなく「歩道」も一部で
関係者や献花の列に並ぶ人たちなどをのぞき通行できなくなります。
さらに、その後は港区の「迎賓館」周辺でも規制が。
「外堀通り」の一部や「神宮外苑」周辺などで
午後5時ごろから午後9時ごろまで約4時間通行止めが行われます。
厳重な警備が行われるこの迎賓館で、
きょう26日から始まっているのが
いわゆる「弔問外交」です。
3日間、岸田総理が
国葬に参列する首脳クラスと迎賓館で会談を行うものですが、
今回の国葬では、
「G7」=主要7か国からは首脳が1人も参列しないことになりました。
カナダのトルドー首相は
カナダ東部をおそった暴風雨の被害に対応するため、
直前で参加を取りやめに。
アメリカからは、ハリス副大統領が初めて来日し、
26日、岸田首相と会談しました。
トランプ前大統領や、オバマ元大統領は参列しません。
フランスのサルコジ元大統領とは27日、
イギリスのメイ元首相とは28日、
迎賓館での会談がセッティングされています。
また、アジアや中東との会談も予定されていて、
韓国は尹大統領は参列しませんが
韓悳洙(ハン・ドクス)首相との会談が。
インドのモディ首相、ヨルダンのアブドラ国王といった
各国トップとの首脳会談が予定されています。
参列する首脳クラスは48人で、
岸田総理は30人以上の首脳らと会談する予定です。