#155 “闇バイト”での犯罪・・・どうなくす?
今回は
「闇バイトによる犯罪なくすには・・・
こちらの画像。
「闇バイトそれでもやりますか」
と警視庁が注意を呼びかけるために
SNSに投稿したものです。
「顔、自宅、家族も知られ断ると脅される」
「捨て駒は逮捕されるまで使われて刑務所へ」
などと書かれていますが、
闇バイトは、まさにこの通り。
今回、一連とみられる事件で
稲城市の強盗に関与した容疑者は
「事前に身分証をみせたり
家族構成を聞かれたりするので
後になってやめたくなっても抜けられない」
別の容疑者も
「闇バイト後に知らない男が訪ねてきた。
家族の安全を考えると
やめられなくなった」と話しています。
そもそも、闇バイトの募集投稿は
「必ず稼げます」などという甘い言葉に加え
「家出」「借金返済」などの文言も添えられ、
検索にされやすくなっています。
警視庁はこうした投稿を見つけ、
警告していますが、
その警告件数は
2021年は2246件だったのが
2022年は3480件と
前年より1.5倍に増えているんです。
こうした中
警察庁が新たに始めるのが
「闇バイト募集」の投稿について、
SNSの管理者に削除要請するというもの。
これまで削除要請の対象は
児童ポルノや違法薬物など違法性が明確なものと
「一緒に死にませんか」など
自殺を誘う投稿に限られていましたが、
2023年3月からは
「拳銃等の譲渡」「臓器売買」を
におわせる投稿などに加え
「タタキ」つまり 強盗を意味する言葉や
「高額報酬」を謳いながら
前後の文脈で強盗の実行役を募っている
と判断できる投稿も対象になります。
さらに全国で初めてAIを使った
取り組みも始まります。
兵庫県警では来年度から
「闇バイト」「副業」などの
言葉を含む投稿を探すのにAIを導入。
特殊詐欺など
犯罪グループの投稿の疑いがあると
判断した場合は警告文を送ります。
現在は捜査員が投稿を
手作業で探していたものを
AIにすることで
効率的に対応できると期待されています。
闇バイトに詳しい
犯罪ジャーナリストの多田文明さんによると
「闇バイトで犯罪に加担してしまった場合、
家族を理由に脅されると心配にもなるが、
それでも警察に逃げ込み、
警察に言うことで家族を守ってもらうべき」
と話していました。
警察は闇バイトに関する相談も
受け付けています。
まずは不審な投稿、おいしい話には乗らない、
そして万が一、加担してしまったら
恐れず「#9110」
警察相談専用電話に相談してみてください。