環境保護活動支援事業

2006

「富士山をきれいにするプロジェクト2006」実施報告

「富士山不法投棄一掃大作戦!!」2006年7月30日(日)決行!
1006人のボランティアが、26トンのゴミを清掃!

  • 静岡側約600人の出発式。
    いざ清掃現場へ!

  • ボランティアによって回収された家電などの粗大ゴミ

  • 学生ボランティアと粗大ゴミを拾う野口健さん

2006年7月30日(日)「24時間テレビ」富士山をきれいにするプロジェクトが実施されました。3回目は1006人(平均年齢21.4歳)のボランティアが参加し、山梨、静岡の両県の富士山麓12カ所で、洗濯機、冷蔵庫、テレビ等家電製品68個、廃タイヤ231本、折り畳み式ベッド、看板、鉄屑、衣類、ペットボトル、缶など、合計26トン(山梨12トン、静岡14トン)のゴミを清掃しました。

このプロジェクトは、「24時間テレビ」チャリティー委員会(日本テレビ、山梨放送、静岡第一テレビをはじめとする全国の民間放送31社)が、豊かな自然を持ちながら不法投棄に苦しむ、日本のシンボル・富士山のゴミを拾うことによって、日本中に「ゴミを捨てない心」「環境問題への意識」が広がることを願い、地球環境保護活動の一環として取り組んできました。2006年までの3年間で、3117名のボランティアが集まり、68トンの不法投棄ゴミを撤去しました。

また、エベレストの清掃登山で知られ、富士山のゴミ問題にも取り組んでいるアルピニストの野口健さんも参加し、ボランティアとともにゴミの集積に汗を流しました。

そして、アメリカ、イギリス、カナダ、オランダ、台湾、シンガポール、香港からの留学生もボランティアで参加しました。

アメリカから参加した、エヴェリン・マイルズさん(女性)は、「このゴミ拾いを通じて、富士山が抱える深刻な問題を認識することが出来たと同時に、日本の人たちが、その問題を解決する為に、積極的に取り組んでいることに感心しました。そして、このような活動を、継続的に実施することが大切だと感じました。」 と感想を語りました。

他にも山梨県と静岡県の産業廃棄物協会がボランティアとして参加し、ごみを引き上げる重機やトラックなど31台を動員し、粗大ゴミの撤去、ゴミの運搬などで活躍しました。また、山梨県カーリサイクル協同組合もボランティアとしてこの日、樹海に放置された車など7台を撤去しました。さらに富士河口湖町、鳴沢村、富士吉田市、富士市、裾野市などの市町村も、日曜日にもかかわらずご協力いただき、ごみの収集、受け入れを行いました。

人類の財産である自然を守り、次の世代に引き継いでいくために、今何が出来るのか・・・
富士山への不法投棄ゴミが一日も早くなくなることを願います。

主催

「24時間テレビ」チャリティー委員会(全国の民間放送31社)

富士山クラブ/早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

協力

富士山をきれいにする会

山梨県産業廃棄物協会 静岡県産業廃棄物協会

山梨県カーリサイクル協同組合

食品容器環境美化協会

24時間テレビ「富士山をきれいにしよう」ごみ総収集量

山梨県
一般廃棄物 可燃ごみ 4060kg
不燃ごみ 1140kg
ビン 700kg
1000kg
バッテリー 1本
産業廃棄物 ガレキ 3500kg
廃タイヤ 31本
テレビ 1台
金属 1070kg
山梨総重量 約12トン
※不法投棄車両 撤去車輌 7台
静岡県
一般廃棄物 可燃ごみ 3460kg
不燃ごみ 3000kg
金属 2600kg
産業廃棄物 家電5品目 67台
(冷蔵庫、冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機)
廃タイヤ 200本
静岡総重量 約14トン

●山梨・静岡のごみ総合計
 総重量 約26トン
 (冷蔵庫・テレビ・洗濯機など68台、廃タイヤ231本含む)
 その他に撤去した車 7台
●当日運搬車輌 44台
 (産業廃棄物協会31、山梨県カーリサイクル協同組合6、市町村7)

過去の活動記録