2009年5月23日(土)に、24時間テレビの地球環境保護支援の一環として東京・江戸川区の荒川の川岸約700mに漂着・散乱しているごみを総勢約270人で回収しました。
当日は小学生から70歳までの幅広い年代の方々が参加、中には、群馬県から来ていただいた方もいました。
参加者の皆さんは、河川敷に生い茂るヨシ原にあるペットボトルや食品のビニール袋などを中心に回収しました。多くのプラスチックごみの他に、タイヤ、ブラウン管テレビや扇風機などの粗大ごみ、他には使用済みの注射器などもあったり、安全面にも配慮しながらゴミを回収する場面もありました。 24時間テレビ「荒川クリーンエイドアクション2009」では「拾ったゴミの種類を記録しながら拾う」ということに取り組みました。当日初めて会った人たち4、5人でグループになり、みんなで協力しながら拾っていただきました。
その結果は、
多い順 | 回収したゴミの種類 | 数 |
---|---|---|
1 | プラスチック製の袋・シートなどの破片 | 2265個 |
2 | その他プラスチック製品 | 1485個 |
3 | ペットボトル | 1399個 |
4 | 発泡スチロールの破片 | 1121個 |
5 | 買い物レジ袋 | 1104個 |
プラスチック製の袋類に加えペットボトルやレジ袋というプラスチックが多いということが、目で見える数字と表れ、改めて実感させられました。
清掃活動終了後には「自然教室」を開催しました。5つのテーマ別コース(投網・ヨシ笛・植物・虫・野鳥)に分かれて荒川の自然と生き物に触れて頂く場をつくりました。荒川では川岸に漂着した大量のゴミによって植物が減り、そこに棲息していた動物も減っていたときもありました。今は、漂着したゴミを拾うことで、動植物が生きていく場所が戻ってきています。参加していただいた皆様には、東京の都会にも緑あふれる、生命が集まる場所があるということを実感して頂けたのではないかと思っております。
たくさんの皆様のご協力、ありがとうございました。
<回収したごみの量>
【可燃ごみ】
6.0立方メートル
【不燃ごみ】
1.0立方メートル
※プラスチックごみは、江戸川区のごみ分別ではすべて可燃ごみになります。
※ペットボトルなどの資源ごみは泥などで汚れていてリサイクルできないため、可燃ごみとして処理しました。
【粗大ごみ】
タイヤ3本、ブラウン管テレビ、ラジカセなど59点
「日本をきれいにするプロジェクト」と題し、地球環境保護支援の活動の一環として、全国さまざまな場所で清掃活動を行っています。日本テレビエリアでは、5月の「荒川クリーンエイドアクション2009」に続き、2009年7月19日(日)に24時間テレビ「第3回三浦クリーンアップ作戦」を神奈川県三浦市三浦海岸で実施しました。
342人のボランティアの方々にご協力いただき、315kgのごみを回収しました。他に目立ったごみでは、タイヤ、鉄板や漁具(ロープ)などもありました。
今回は、普段はなかなか拾うことがない、砂浜の小さなプラスチックごみを拾うことができるよう「ふるい」を準備しました。ふるいを使うことで、小さなプラスチックや木くずごみも回収をすることができ、三浦海岸の砂浜がとてもきれいになりました。
小さなプラスチックごみでもプラスチックは自然には戻りません。こういう小さな作業かもしれませんが、確かな1歩であることを確信し、これからも身近なところから地球環境保護の輪を広げていきたいと思います。
ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
「24時間テレビ」チャリティー委員会(日本テレビはじめ民間放送31社)
三浦市、財団法人かながわ海岸美化財団
読売新聞東京本社
※尚、同時に予定していた城ヶ島赤羽根海岸での清掃は、当日朝からの高波と強風のため安全面を考慮して中止しました。