日本テレビなど全国31社の放送事業者で構成される公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会は、24時間テレビの寄付金を福祉支援事業、環境保護活動支援事業、災害復興支援事業の3つの分野に役立てさせていただいています。
そのうちの環境保護活動支援事業では、2004年から水辺・山辺の清掃活動、環境保全活動などを行っています。今年で19年目を迎え、これまでに全国382か所で133,451人の方々と環境のために汗を流してきました。全国各地で開催される24時間テレビの環境保護活動支援事業を通して、地球環境全体への関心・意識が高まること、またそれをメディアが主体的に行い、伝えていくことによって活動の輪が更に広がることを目指しています。
この取り組みの一環として、2022年6月11日(土)、日本テレビエリアの環境保護活動「さいたま緑の森博物館プロジェクト2022」を開催しました。「さいたま緑の森博物館」は、埼玉県の狭山丘陵に広がる雑木林など自然そのものを博物館として開放している“野外博物館”です。このイベントは、狭山丘陵の里山の自然を保護しようという活動です。昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症拡大の影響により開催を見送ったため、3年振り8回目の開催となりました。また、今年で10年目の節目を迎えることができました。
活動当日時点で新型コロナウイルス感染者数は減少傾向にあるもののコロナ禍における開催ということを考慮し、一般ボランティアの募集はせずみどり森ボランティア会と関係者合わせて38人で行いました。
午前中は2017年の活動で植樹したコナラ・クヌギの苗を育てるための下草刈りを行い、午後は2グループに分かれてどんぐりの苗木作り、遊歩道の整備(ロープ柵の修理)に汗を流しました。
5年前に植樹した苗木の中には、5メートルを超えるものもあります。苗木の成長を目の当たりにし、これまで行ってきた活動の一つの区切りを感じています。今後も里山を守り育てる活動を通して、その自然を次世代に引き継いでいく活動を続けていきたいと思います。来年は一般ボランティアさんとともに開催できることを願っています。
当日の活動の模様は、7月10日の「日テレアップDate!」内の「24時間テレビチャリティー・リポート」での放送を予定しています。
開会式
下草刈り
どんぐりの苗木作り
ロープ柵修理
修理前のロープ柵
修理後のロープ柵
日本テレビ放送網株式会社
公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会
さいたま緑の森博物館