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水曜ドラマ「恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~」は主演・杉咲花の再現力が凄い!横浜市立盲特別支援学校・長尾一校長と吉木功教務主任が明かす撮影秘話!

2021.10.18 公開

水曜ドラマ「恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~」は
主演・杉咲花の再現力が凄い!
横浜市立盲特別支援学校・長尾一校長と吉木功教務主任が明かす撮影秘話!

この番組は、佐藤真知子アナウンサーがMCを務める日曜深夜のトーク番組「イントロ」は、毎回、個性豊かな方をゲストに迎え、日テレの番組の新たな楽しみ方を提案!
「イントロ」=「番宣」、みんなのキッカケになる番組です。

10月17日(日)深夜放送回のゲストは、横浜市立盲特別支援学校の校長・長尾一さんと、教務主任・吉木功さん。「大人になってから学校の先生と会話する機会ってあまりないので、緊張します」と身を引き締める佐藤アナに、「私たちもアナウンサーとお話しができるなんて思っていなかったので、とても緊張しています」と長尾さん。イントロ始まって以来の緊張感(?)に包まれる中、現在放送中の水曜ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』の監修をされているお二人に、ドラマの撮影秘話を伺いました!

弱視という視覚障害者がいることを知ってほしい

毎週水曜よる10時放送『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子・ユキコ(杉咲花)と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー・森生(杉野遥亮)。ある日出会ってしまった運命の二人が繰り広げる新世代ラブコメディー。
弱視の盲学校生が主人公ということで、本作の監修を務める吉木さんは、「僕も弱視なんですけど、弱視という視覚障害者がいることを知ってもらえる良い機会だと思いました」と、監修を引き受けた動機を語ってくださいました。

また、お二人が勤務する横浜市立盲特別支援学校はロケ地としても協力し、長尾さんと吉木さんは撮影現場にも立ち会っています。「盲学校は特別な造りになっているので、そういう所で撮影した方がリアリティーが出るんじゃないか、ということでご協力させてもらっています」と長尾さん。その“特別な造り”とは具体的にどのような造りなのでしょうか? 吉木さんは「視覚障害者に“優しくしすぎない校舎”というのを考えて造られています。例えば階段では、普通は上り口に点字ブロックがあって、着いた所にも点字ブロックがある。でも公共機関ではそういう所ばかりではないので、うちの学校は下り口だけに点字ブロックがある形にして、上り口に点字ブロックがなくても日頃から対応できるよう工夫しています」。本物の校舎を使用することで生徒たちのリアルな日常が描かれる本作。皆さんもぜひ学校内の細かい部分にも注目して見てください!

役柄になりきる杉咲花が凄い

さらに、吉木さんは生徒役の演技指導にも関わっています。「杉咲花さん、田辺桃子さん、細田佳央太さんには学校を見学していただき、私たち弱視がどういう生活をしているのか、大変一生懸命に話を聞いていただきました。三人とも本当に熱心で、盲学校の生徒になりきろうとしているのがよく伝わりました」と吉木さん。なによりその演技力に驚かされたと言います。「杉咲さん演じるユキコは視界がちょっとぼやけて見えて、田辺さん演じる空は視野が狭いという設定なので、その見え方に近い職員と話をしてもらい、目の配りであるとか、歩き方をまねてもらおうと取り組んでみたところ、これが凄くて。お二人とも、ユキコや空の見えにくさを自分のものにして演じていて、びっくりしました」。その演技にどれだけのリアリティーがあるのか、それは姿勢に表れていると言います。「見えないので、どことなく姿勢が悪くなってくるんです。僕らも顎が出ちゃうんですよ。そして背中が若干丸くなる。杉咲さんもそういう感じ。あれだけ姿勢が悪くなっちゃうと、せっかくかわいいのに…と思うんですけど、その形でやっていただいてます」。徹底的にリアリティーを求め、役柄になりきろうとする俳優さんたちの演技は必見です!

そして今回の番宣=イントロは、お二人それぞれに考えていただきました。それがこちら!
ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』とは…

吉木「いつもの教室を再現する役者の演技力」
長尾「盲学校を知ってもらう新たな一歩」

リハーサルから本番まで撮影に立ち会う吉木さんは、演技の中で日頃の音がリアルに再現されていることに驚き、今回のイントロを考えてくださいました。「私たちは、例えば教卓に自然にぶつかったり触ったりして音を出しているし、足音にも独特のテンポがある。うまく言葉で表現できないんですけど…。でもそれをほぼ再現している。現場にいると『ああ、学校の音だ』って。すごい再現力だと思いました」。日常の音やリズムまで忠実に再現されたドラマに、「皆さんの学校の教室とは違う音があると思います」と吉木さん。耳を澄ましてドラマを見ると、また違う楽しみ方ができるのかもしれません!
そして長尾さんは、「盲学校は全く見えていない人が通う学校、というイメージがあると言われるけど、そんなことないんです。今は弱視の人が多くて、ある程度見える、だけど不便を感じている人が多い。そういう発見というか、ドラマを通じて盲学校がどういう学校なのかを知っていただくきっかけになればと思っています」と、イントロに込めた思いを語ってくださいました!

世の中を優しくするドラマ

盲学校の実情や撮影の裏話まで、今回はいろいろとお話を聞かせてくださったお二人から、最後に視聴者の皆さまへメッセージです!
吉木「僕も含めて弱視といわれる視覚障害者は、晴眼者と全盲の人との間にいて、ぱっと見、“見えているのに白杖を持っている”と映って、心無い言葉をかけられる人も少なくはないんです。このドラマを見て理解していただいて、お互いに生きやすい環境をつくることができたらと思っています」。
長尾「この作品は視覚障害だけを取り上げているのではなく、ほかの人とは何か違う部分を(登場人物)みんなが持っている。そこも共有しながら見ていただけたら、みんなが優しい世の中になるんだと思います」。
そして、お二人の言葉に熱心に耳を傾けていた佐藤アナも、次のように締めくくりました。「このドラマは恋をテーマにしていますけど、誰にでも恋する気持ちは芽生えるし、誰にでも悩みはあるし、そういう普遍的なところを新たな角度から見ることで、優しい環境や世界をつくっていける。優しいドラマになっていると思うし、今日のお二人の言葉がきっと視聴者の皆さんにも届いていると思います」。

盲学校を舞台にした、笑って泣けて時々ハッとするラブコメディー『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』は、毎週水曜よる10時放送です!ぜひご覧ください!

オンエアでは放送しきれなかった撮影の裏話など、トーク完全版はYouTubeで配信中!

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