SDGsは未来の常識! 日本のSDGsの第一人者・蟹江憲史さんに教わる、 10年後の地球のためにできること!
SDGsは未来の常識!
日本のSDGsの第一人者・蟹江憲史さんに教わる、
10年後の地球のためにできること!
佐藤真知子アナウンサーがMCを務める日曜深夜のトーク番組「イントロ」は、毎回、個性豊かな方をゲストに迎え、日テレの番組の新たな楽しみ方を提案!「イントロ」=「番宣」、みんなのキッカケになる番組です。
5月30日(日)深夜放送回のゲストは、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科の蟹江憲史教授。国際関係論や環境政策学を専門とするかたわら、日本の「SDGs」研究の第一人者としても知られています。その蟹江教授に聞くSDGsのお話!10年後の地球のために、私たちがいまできることとは……!?
そもそもSDGsとは?
「SDGs」とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。
2030年までによりよい世界を目指すため、持続可能な17のゴール(目標)と169のターゲットから構成される国際目標。…ということですが、もっとわかりやすく、「SDGsを知らない人に説明するとしたら?」という佐藤アナの問いに、「未来の常識である、ということですね」と蟹江教授。「10年後の世界では常識になっていなければいけないこと。常識になっていないと、地球がおかしくなったり、人と人との関係がおかしくなったり。(そうならないために)国連に加盟する193か国、すべての国が目指している目標です」。
とはいえ、“国際目標”と聞くと、自分たちが直接かかわることは難しいのでは?と思ってしまいがち。でも蟹江教授は、実はみんなが意識していないだけで、気づかずに行動していることもあると言います。
難しく考えず、良いことをする
例えば、SDGsの目標3『すべての人に健康と福祉を』を構成するターゲットの中には『世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。』とあります。
これをヒントにして蟹江教授は「車を運転するときはちょっと注意して運転しようとか、歩行者も車に注意しよう、子どもが歩いていたら注意を払おうとか」、そんな当たり前の行動もSDGsへの貢献になると言います。「国連で決まったと言うと難しいことのように感じるかも知れないけれど、純粋に“良いこと”をしていると、案外できているものが多いと思います」。
そんな意外なことにも気づかせてくれる蟹江教授とご紹介するのは、5月31日(月)から始まる、地球にいいことを考える日テレ系キャンペーン「Good For the Planetウィーク」。その中身について、監修として携わる蟹江教授は「いろんな番組でSDGsに関することを知ってもらおうというキャンペーンです。日本テレビ全体で、この一週間はSDGsを集中的に取り上げていく。PLANETなので、地球の話がすごく出てくる。僕も子どもの頃から“愛は地球を救う”を観ているけど、まさに地球の話です」。
お金と人と地球のこと
SDGsが掲げる目標のコンセプトは、限界が近づきつつある地球を救うこと。そのためには3つの要素が重要だと言う蟹江教授。1つ目は、生態系の保護・保全や気候変動の対策など地球環境を守ること。2つ目は、全ての人々を社会の一員として包み支え合う社会的包摂、つまり人を守ること。「あと1つは何だと思います?」蟹江教授の問いかけに、「…食?」と答える佐藤アナでしたが、「食べることにも関係してくるんですけど、経済です」と蟹江教授。「経済がうまく回らないといけない。平たく言えば、お金、人、地球、この3つのサステナビリティ=持続可能性がSDGsの背景にある。そういったことを今回のキャンペーンでも取り上げていきます」。
そしていよいよ、蟹江教授による番宣=イントロの発表です!
地球にいいことを考えるキャンペーン「Good For the Planetウィーク」とは……
「行動を変えるきっかけ」
「SDGsができたのは2015年で、最初の5年間は、まず“知ろう”と。その次、2019年の国連総会で決まったのが、“次が行動の10年”だと。でも行動を起こすためにはきっかけが必要ですよね。この一週間がそのきっかけになればいいと思います」と蟹江教授。
難しく考えないこと、また欲張ってやろうとしないことも大事だと言います。「例えば僕が着ているシャツは、プラスチックをリサイクルして作られたシャツなんです。こういうものがあったら買ってみたいと思っていて…」。そんなふうに、自分にできることや自分なりのアイデアで向き合うこともできるのがSDGsなんです!
地球にいいことを考えるキャンペーン「Good For the Planetウィーク」。
難しくとらえず、10年後の地球のために、みんなで一緒に考えていきましょう!
(S)佐藤が、(D)できる、(Gs)ごきげんよう地球のみんな!
そして最後に、「佐藤アナにもぜひSDGsのアクションを始めてほしい」と、蟹江教授がおもしろい語呂合わせを考えてくださいました。それは…「(S)佐藤が、(D)できる、(Gs)ごきげんよう地球のみんな!」。
これを聞いた佐藤アナは「考えましたね~、うまい! この機会に、一日一個ずつでも始めてみようと思います!」と、さっそく自分にできる“地球にいいこと”を考えてみることに。
すでに日頃からエコバッグを持ち歩き、ペットボトルキャップの回収を通した寄付をしたこともあると言う佐藤アナ、「あとは電気をこまめに消すとか…人としての常識かもしれないですけど」と笑うと、「いやいや、でもそうなんです」と蟹江教授。「人としての常識的なことが書かれているんですよ、SDGsって。そんなに難しいことはなくて、むしろ小学生や中学生が純粋に『なんでこれができないの?』と思うことが書かれている。ジェンダー平等とか言われるけど、小学校ではだいたい平等ですよね。平等じゃないところを探すほうが難しいくらい。それが社会に出るといつの間にかおかしくなっちゃってる。その歪みを戻そうと。エネルギーなんかも、今はいろんな電力会社から選べて、再生可能エネルギーも選べる。いろいろできると思う」。
蟹江教授のお話を聞いて益々やる気が出てきた?佐藤アナ。「せっかくだからSNSを活用して、一日一個、できたことを投稿してみようと思います!」と、おもいっきり宣言して締めくくりました。“佐藤が、できる、ごきげんよう地球のみんな!” 乞うご期待です!
このほかオンエアでは放送しきれなかった蟹江教授のトーク完全版はYouTubeで配信中!