新水曜ドラマ『ファーストペンギン!』のモデル・坪内知佳さんが登場!「みんな当事者意識が超強め」まさかのドラマ化に海の男たちも大騒ぎ!?
新水曜ドラマ『ファーストペンギン!』のモデル・坪内知佳さんが登場!
「みんな当事者意識が超強め」まさかのドラマ化に海の男たちも大騒ぎ!?
この番組は、佐藤真知子アナウンサーがMCを務める日曜深夜のトーク番組「イントロ」は、毎回、個性豊かな方をゲストに迎え、日テレの番組の新たな楽しみ方を提案!
「イントロ」=「番宣」、みんなのキッカケになる番組です。
10月2日(日)深夜放送回のゲストは、『船団丸』代表・坪内知佳さん!新水曜ドラマ『ファーストペンギン!』(10月5日よる10時スタート)の主人公・岩崎和佳のモデルになったご本人です!
事前に坪内さんの著書を拝読したという佐藤アナは「このお話を通して、私自身もですけど、きっと視聴者の皆さんも勇気や生きる力をもらえると思います」と坪内さんの生き方に感銘。今回は、ファーストペンギン誕生の裏側やドラマの見どころなど、ここでしか聞けない話をたっぷり伺いました!
ドラマはオブラート5枚くらいに包まれている?
縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだシングルマザーと、彼女と共に改革の荒波にこぎだした漁師たちの“奇跡の実話”をモデルにしたリアルサクセスストーリー『ファーストペンギン!』。自分がドラマのモデルになったことに「実感が湧かない」と照れながらも、「でもせっかくドラマにしていただけるのであれば、私たちの泥臭く汗も涙もあったストーリーが少しでもどなたかの希望や夢につながれば」と話す坪内さんは、2010年、山口県萩市で幼い息子を育てながら全く知見のなかった漁業の世界に飛び込むと、漁師がとった魚を市場を通さず料理店などに直接販売するシステムを発案。約60人の漁師を束ねて『萩大島船団丸』を設立し、朝採れの水産物を都会の消費地へ直送する鮮魚ボックス事業をスタートさせました。そんな坪内さんの波乱の半生をそのままドラマ化!…かと思いきや、「ある側面から見ると、ドラマの方がちょっと控え目かもしれないです。オブラート5枚くらいで包まれているような…」とバツが悪そうな坪内さん。何が控え目なのか、うすうす感づいた佐藤アナは笑って誤魔化しちゃいました…。
ファーストペンギンと呼ばれて
ドラマのタイトルでもあり、坪内さんの代名詞でもある『ファーストペンギン』という言葉。一体どのような意味があるのでしょうか?「氷の上から海に飛び込む1羽目のペンギンのことを『ファーストペンギン』と呼ぶらしいんです。ペンギンは1羽が飛び込むと後に続くらしくて。私も周りから『ファーストペンギンだね』って言われて、講演会でも『ファーストペンギン』という演題をいただくことが多かったので定着した言葉。飛び込んだのか、後ろから突き落とされたのかは分からないけど」そう言っておどけてみせる坪内さん。そもそも漁業とは何の関係もない陸の上のシングルマザーだったのに、なぜ荒波に飛び込んだのか、坪内さんは「お互いのニーズがたまたま合致した」と話します。「萩大島で6次産業化の事業を始めたきっかけは漁師たちとの出会い。漁獲高が減少して困っている彼らから“どうにかしてほしい”と事業計画書の作成を頼まれたところから。それ以前に、私もアレルギーがあったり病気があって、食べる物を見つけることに苦労していたことから、食に携わりたい、関わりたいと思っていたので」。
ぶち当たった壁の倍以上、味方がいた
とはいえ、海に関してはド素人だった坪内さん。多くの困難を乗り越えることができた原動力は、他でもない萩大島の皆さんでした。「当然、“簡単にいくはずないよね”という前提、止まること前提だったので、困難な壁にぶち当たったつもりは当時はなかった。きっと壁の倍以上に味方がいたんです。応援してくださる方々、漁師たちだけじゃなくて、漁師たちの家族や大島の皆さんがいる。その後ろ盾があったからやってこられたのかな、と。たくさんの仲間を得たのは間違いない。“ファーストペンギンが海に飛びこんだ”というより、ペンギンの群れがみんなで“ヨイショ!”って飛び込んだ、その一番前にたまたま私がいただけかもしれない。本当に皆さんリスクをとってくださった」。
坪内さんが“仲間”と呼ぶ萩大島の皆さんも、今回のドラマ化をとても楽しみにしているとか。「漁師たちや地元の水産関係の皆さんから“俺は出るんか?”って連絡がきたり。全国12か所に展開している船団丸のメンバーたちもいろいろトラブルを起こしているので、“このトラブルって採用されますか?”って。みんな当事者意識が超強めなので」。
そんな、たくさんの人の思いが詰まったドラマ『ファーストペンギン!』の番宣=イントロを坪内さんに発表していただきました!それがこちら!
「日本の美味しい刺身文化を100年先まで!」
「日本の…私たちが取っている魚資源の枯渇がこれだけ進むと、お金持ちの人やごく一部の人しか日本のおいしい天然魚を食べることができない時代がきてしまう。本当においしい刺身、旬の魚の刺身を100年先でも食べていけるような環境を守っていきたい」とイントロに込めた思いを語る坪内さん。ドラマで描かれるサクセスストーリーを楽しみながら、海の現実にも興味の目を向けてほしいと言います。「地面の上に住んでいると、海の上のことや海の中のことって見えないし、遠いところの話のように思われがちですけど、実は私たちの生活にすごく直結している水の話。日常のちょっとした工夫で海の環境もずいぶん変わると思っているし、皆さんの小さな一歩が積み重なって日本の大きな力になる。ツラいことの多い大変な時代ですけど、知識なし経験なしで起業したシングルマザーと、何の経験もない漁師たちが、顧客ゼロ、販路ゼロ、商品ゼロから12年でここまでこれらた。“何もないところからでもできたよ!”って、小さな希望一つ、どなたかに届くと嬉しいし、小さな粒が全国に広まって日本中がちょっとでも明るくなってくれたら」。
新水曜ドラマ『ファーストペンギン!』は、10月5日(水)よる10時スタートです!
一歩を踏み出す勇気をくれるリアルサクセスストーリーを、ぜひご覧ください!
オンエアでは放送しきれなかった主演・奈緒さんとのエピソードなど、トーク完全版はYouTubeで!