ハッピーバードを探して

もりふみ(アナウンス部)

24時間テレビ福祉車両贈呈式の司会をしました。


今年の24時間テレビで皆様からお預かりした募金は、
9億7402万8568円。
その中から、全国で303台の福祉車両贈呈が決まり、
日本テレビには、関東地方の
44の福祉団体・個人の皆さんがいらっしゃいました。

司会者である私が団体名を読み上げると、
満面の笑みで進まれる方もあれば、
他の出席者に深々と頭を下げてから目録を受け取る方もいらっしゃいます。
どの方にも共通しているのは、
人を助け、支え、ともに生きていくことを仕事にしている人たちの
なんともいえないあたたかさややさしさ、圧倒的なたくましさ。
それは、とても勇気づけられる時間でした。


車椅子で会場に来てくださった方もいらっしゃいます。
ハンドルにさげられたお守りや
ひざの上の手作りらしいクッションを見つければ、
その方のことを思うご家族の姿が浮かび、
ピカピカの車体に書かれた施設や団体の名前をなでれば、
車を待つ人たちの笑顔が見える気がします。


いろんな方のあたたかい気持ちでいっぱいになった会場で
司会をしながら涙が出そうになったりもして・・・
子供ができてからというもの
涙もろくなっていけませんねぇ。


福祉車両の車体には、
ハッピーバードという名の青い鳥が描かれています。
多くの人の思いが翼になった鳥と街で出会えたら、
息子にも話して聞かせようと思います。