テレビじゃなくて、スマホでもなくて...、人の声の魅力

kyo-ko(コンプライアンス推進室)

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この連休中、ちょっと魅力的なシーンに出会いました。
紙芝居です。
人の声で語りかける紙芝居。
実は大人の私も、生まれて初めての体験でした。


群馬・館林市のお祭りでたまたま居合わせたのですが、
3歳の娘が「なにかはじまるぞ!」というムードをかぎつけ
すーっと吸い寄せられるように椅子に座りこんだので、
予定にはなかったものの、「仕方ない」と私も腰を下ろしたのでした。


ところがどっこい(死語?)、一気に引き込まれました、私が(笑)。
披露されたストーリーは3つ。
ザリガニが主役の話と、いわゆる昔話が2話でしたが、
聞いたことがあるような、でも、実は結末を知らない話。
おじさんの語りのテンポの心地良さ。
春の木陰というシチュエーション。
初めてなのに、どこか懐かしい感じ。


静かに興奮冷めやらぬ私は
終了後、思い切って、「すてきでした!」とにじり寄り、
おじさんに話しかけてみました。
おじさんは、ボランティアで、
地域の児童館や学童などで、紙芝居の読み聞かせをしているそうです。


1つのお話につき、絵は10枚前後だったにもかかわらず、
ぐいぐいとストーリーを展開させる技術は圧巻。
テレビやスマホでは得られない、生の声のパワー。

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私も娘に絵本を読むときは、
それなりに感情をこめて読んだりしていますが、
それとは一味もふた味も違う、おそらく
保育園の先生でも出せない味わい深さがありました。


きっと、
話のテンポ、声色、また、
シチュエーションに合った話を選ぶことも大切なのでしょう。
ママモコモでもこれまで絵本の読み聞かせイベントを
何度か開催してきましたが、
ふむふむ、
今後の運営のヒントをもらった気がしましたよ。