第28回 ズボラママのサバイバル日記「忙しいときこそ説明を!」

がそりん(技術統括局)

テレビ局で働いていると、
「時間が不規則なのによく子どもを育てられるね」と言われます。

おっしゃる通り、不規則な時もあります。


仕事はほどほどに、なるべく残業しないように、と心がけているのですが、
仕事の山をうまくコントロールすることは至難の業です。


ただ、子どもが中学生になった今、
1番大事なことは、子ども達に1番の仕事の理解者になってもらうことだと思っております。
なので、いつも、今は何で忙しいのかを逐一説明するようにしています。

さて、この夏、私は3年前から準備していた初挑戦の企画と格闘していました。
ちょうど夏休みに入る前だったので、
長女は親戚の家に長期宿泊を、次女は夏期講習を目一杯入れて、
もしも忙しくなっても何とか対応できる準備をしました。


結果的には、夏休み中はもちろん、
9月になっても、出張や残業、休日出勤が入ることになってしまいました。


ひやひやしましたが、
どうにかうまく予定が組めて、何とか乗り切ることができました。

また、その間、子ども達が体調を崩さないでくれて、
本当に良かった・・とホッとしました。

さて、そんな多忙な夏休みを過ごした集大成が、現在開催されている
特別展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」

テーマは、""京都でも見ることのできない京都"

京都展.jpg

私が担当した部分は、
高精細カメラを複数台使い、ほぼ実寸大の龍安寺の四季を再現したところです。

龍安寺現地は、普段は人が多く、なかなかゆっくりとは見られません。
25年前の自分の修学旅行を思い出し、
廊下に座ってボーっと見ていたいと思った時の様子を映像にしました。
その意味でも、"京都でも見ることのできない京都"となっています。

これは技術的にも本邦初となる企画だったため、
技術者魂を激しく刺激されるいい経験となりました。


仕事と子育て、この時間のやりくりはこれからも悩み続けるでしょう。
自分の仕事の経験を増やしつつ、子どもと向き合っていければと思います。


まずは来週、子ども達を連れて行き、
「これがママの忙しかった仕事だよ」と見せ、
今後も忙しいときこそ説明をしていこうと思っています。