我が家の一日★「おおじいじからの学び」

8歳のお兄ちゃん。夏休み後半に入り読書感想文とにらめっこ。普段から日記を書いて文章を書く習慣はあるものの なかなか感想が膨らみません。笑 隣では幼稚園の妹が思いつくままに物語をスラスラと書き始め。その想像力を分けて~笑

すみれ(営業局)

私の母方の祖父は、1924年生まれの92歳。

現在は祖母も他界し、ケアホームで暮らしています。

今でこそ、年齢相応のおじいちゃんになりましたが

私が小さい頃は現役バリバリ、24時間働く企業戦士。

朝からビールを飲んで、家じゅうに響く大声でがはがは笑う

「豪快」な人でした。孫にもとっても優しく、それはそれはIMG_0850.jpg

可愛がってくれましたが、曲がったことが大嫌い、礼儀しつけにも

厳しく、ちょっと怖い存在でした。

そんな祖父と私の子どもたちは遠く離れて暮らしていることも

あり、いつもはなかなか会えません。

ですが、電話やお手紙などで時々近況報告をして交流しています。

先日、私の母が子どもふたりを見てくれていた時のこと。

終戦記念日が近かったこともあり、母は

祖父の戦時中の話、軍隊での過酷な日々、銃撃戦で数メートル

離れた隣の航空機が攻撃されて命からがら逃げてきた話、など

臨場感たっぷりにこどもたちに聞かせたそうです。

驚いたのは、ふたりともとても真剣に聞いてくれたこと。

まだ8歳と6歳。どこまで理解できているかは疑問ですが、

少なくともおおじいじ(ふたりは祖父をそう呼んでいます)

を通じてふたりの「日常」と70年前の「戦争」がつながった。それが

この夏の大事な教えだと思っています。祖父にはいつまでも

長生きしてほしいですが、もっともっと「戦争」について、「平和」に

ついて、話を聞いていきたいと思っています。

 

*写真はふたりが描いた「おおじいじ」。とってもリアル。