鶏ひき肉と豆腐のきんちゃく煮
北海道の峠や山間部では、早くも積雪を観測した地域もあったようで、
外はひんやり冷たい風が吹いています。
寒くなるにつれて我が家の食卓は、煮ものやシチューの登場回数が増え、
旬の根菜や豆類が大活躍です。
今日は、『きんちゃくを作る際、よく「かんぴょう」や「みつ葉」で
留めると書かれていますが、他のもので代用できませんか?』という
ご質問にお応えして、
「鶏ひき肉と豆腐のきんちゃく煮」をご紹介します。
「きんちゃく」をとじる際に使う「かんぴょう」や「みつ葉」の代用として、
私はよく『乾麺のスパゲッティ』を使います。
茹でる前の堅いままのスパゲティを、爪楊枝程度の長さに折り、縫うように刺すだけ。
留めやすく、煮ると、柔らかくなって食べやすいので、お勧めです。
他に、ほうれん草、細ネギを使って作ってみました。お好みでお試しくださいね。
鶏ひき肉と豆腐のきんちゃく煮
◆材料(4~5個分)
小揚げ(小さめの油揚げ)・・・・4~5枚 *通常サイズ油揚げの場合は2~2.5枚
にんじん・・・・・・・・・・・・1/2本
鶏ひき肉・・・・・・・・・・・・100g
絹ごし豆腐・・・・・・・・・・・100g
卵・・・・・・・・・・・・・・・1個
しょうゆ・・・・・・・・・・・・小さじ1~2
酒・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
ほうれん草・・・・・・・・・・・1束
スパゲッティ・・・・・・・・・・2本(または細ネギ、茹でほうれん草4~5本)
(A)
だし汁 1カップ(200ml)
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1/2
◆作り方
1. ほうれん草は、茹でて水にさらす。絞って3センチ程度の長さに切る。
2. 小揚げはさっと湯通しして、上部を切り取り、袋状に開く。
油揚げの上で菜ばしを転がして軽く潰すと、開きやすくなります。
*通常サイズ油揚げの場合は、半分に切って袋状に開いてください
(油揚げの上部は一緒に煮るか、味噌汁の具などにご使用くださいね)
3. にんじんは3センチ程度の長さの千切りにする。豆腐は軽く水気を切る。
4. ボウルに鶏ひき肉と豆腐を混ぜる。にんじん、卵、しょうゆ、酒を加えて混ぜ、2に等分に
詰める。切り口は、スパゲッティを縫うように刺して留める。
小揚げの口は、右上から時計回りに、細ネギ、茹でほうれん草、スパゲッティ、
爪楊枝でとじました。 細ネギと茹でほうれん草は、結んでください。
5. 鍋に、Aを入れて火にかけて混ぜる。砂糖が溶けたら、4をできるだけ重ならないように
入れて落とし蓋をして、弱火で15分程度煮る。(途中で一度裏返してください)
6. 器に盛って煮汁をかけ、ほうれん草を添える。
★ポイント
1. 鍋は、小揚げがぴったり入る程度の鍋を選んでいただくと、煮えムラがありません。
落とし蓋は、鍋より一回り小さい皿や、まん中に穴をあけたアルミホイルや
クッキングペーパーなどでも代用できます。
こちらは、ほうれん草で結んだもの。中身で使った「にんじん」の残り半分を、塩茹でして一緒に
盛りました。
こっくりと煮含めたきんちゃく、お試しくださいね。
<お知らせ>
来週22日(月)、ヒルナンデス!「ミラクルcookingマジック」に
出演させていただくことになりました。
テーマは、「天ぷら」。
「天ぷらは家で作らない!」なんて言わないでください!
とっても簡単に作れる、ひと味違う天ぷらをご紹介したいと思います。
意外な食材が登場しますので、是非観てください!