2009年3月1日(日)/30分枠 24:55〜
最後の大銀杏 床寿と朝青龍の約束
制作=読売テレビ
1月25日、一時は引退さえ囁かれた朝青龍が見事、復活優勝を果たした。その優勝パレードのオープンカーに1人の男性の姿があった。朝青龍が「日本のお父さん」と慕う元・特等床山、“床寿”こと日向端隆寿さん(65)。中学卒業と同時にこの世界に入って50年。高見山、小錦、千代の富士、曙と、相撲史に輝く力士を背中から支えた。定年を迎える11月場所に向けて交わされた「優勝してオープンカーに乗せる」という約束を軸に、それを果たせなかった床寿と朝青龍の思い。その約束を1月に見事果たすまでの2人の姿を追った。
ナレーター:宮根誠司
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月7日(土)24:30〜
2009年3月8日(日)/30分枠 24:55〜
貧困社会ニッポンの教育(2) 高校中退
制作=日本テレビ
高校を中途退学する生徒が増加している。埼玉県では、県立高校の20校余りで、卒業までの3年間に中退する率が30%を超えた。新入生26人のうち一年間に17人が退学したクラスもあった。聞き取り調査を行っている青砥恭(あおとやすし)先生は、家庭の貧困と成績や中退率には密接な関係があると語る。今春、定年を迎える青砥先生は今、長い教員生活の区切りに、高校生の窮状を明らかにし、救済を訴えたいと考えている。去年10月、大阪府では私学助成の削減や府立高校の統廃合に反対する高校生が、橋下知事に涙の抗議を行った。その訴えに心を動かされた青砥先生は、大阪に向かった。
ナレーター:永井一郎
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月14日(土)24:30〜
2009年3月15日(日)/30分枠 25:25〜
パーは、できないけど 難病・表皮水疱症を生きる
制作=鹿児島読売テレビ
わずかな刺激で、皮膚や粘膜に水疱やただれができる難病『表皮水疱症』。鹿児島市の神宮雄太君(5歳)は手足の指の皮膚が癒着し、身体の表面に水ぶくれの痕が残る。症状の悪化をおそれ2歳までほとんど家の中で育ったが、去年、母親の介助付きで幼稚園へ通い始めた。周りの子は興味津々。「どうして手がくっついているの?」「パーは出来ないの?」とストレートに問いかける。徐々に出来る事を増やす雄太君だが、指の癒着は進み完全にグーの状態に…。母親の介助負担は増し、皮膚の代わりとなるガーゼの自己負担も家計を圧迫する。雄太君の成長と母子の絆を追った。
ナレーター:杉山裕子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月21日(土)24:30〜
2009年3月22日(日)/30分枠 25:25〜
じいちゃんが泣いた… 高校生が撮った“戦争”
制作=山形放送
それは、映画「男たちの大和」を見ている時。祖父、治郎四さん(86)が泣いた。山形の開沼健一君(高3)は祖父の涙の理由がずっとひっかかっていた。ある日、日本史の佐藤教諭が、高校生と平和をテーマにしたビデオコンクールへの参加を薦めた。会場は東京。「都会で遊べる!」そんな軽い気持ちもあり友達と、戦争体験者の取材を始めた。だが死と直面する戦場の話に初めからお腹いっぱい。頭がパニックになるほど衝撃を受けた。更に特攻隊や原爆投下…。感じたことをどう伝えればいいのか。生徒達のまなざしが変わった。
ナレーター:中里雅子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月28日(土)24:30〜
2009年3月29日(日)/30分枠 25:55〜
カネとイノチ 名古屋 闇サイト殺人事件の深層
制作=中京テレビ
おととし8月、3人の男が帰宅途中の会社員・磯谷利恵(当時31)さんを拉致、殺害した事件。3月18日、その判決が言い渡された。2人に死刑、1人に無期懲役。男たちは、誰もがアクセス可能なネット上の「闇サイト」で集まり、金欲しさだけで凶行に及んだ。互いの名前さえ知らず「勢いと流れ」で殺したのだという。国は凶悪犯罪への入り口となった闇サイトの法規制に動くが、現状はいたちごっこ。3人はなぜ闇サイトで仲間を募ったのか、なぜ利恵さんを殺したのか…。愛娘を奪われた母の慟哭と、獄中から届いた被告の手紙や面会を通し、「命」が希薄になった社会を検証。命の重みを問いかけたい。
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
4月4日(土)24:30〜