2月8日に放送した『20ヘクタールの希望 〜木原美樹27歳、私は「農」に生きる〜』が第46回ギャラクシー選奨を受賞しました。
農業に情熱を燃やす女性がいる。木原美樹さん(27)。一昨年の春、祖父から20haの経営を任された。今、米農家の多くは赤字。5ha以上なければ損益分岐を超えないといわれる。その厳しさを知った一年目、収入は1100万円。しかし必要経費も1000万あった。そんなある日、隣町の病院から「米を買いたい」と話が舞い込む。世間では食品偽装や事故米の問題が起きていた。美樹さんは悩んだ。農薬を使い大量生産をしてきた祖父のやり方からの大きな方向転換…。しかし「患者さんのために安全で美味しい米を作りたい」「農協ではなく病院に直接卸せば収入も増える」と決意。反対する家族を涙ながらに説得した。2年目。手探りの米作りが始まった。 *昨年、日本放送文化大賞を受賞した佐々木聰ディレクターの受賞第一作。
ナレーター:柳生 博 制作/山口放送 09/2/8放送