2011年1月9日(日)/30分枠 25:50〜
玉ゴンに夢のせて 「ボクら 自立するのです」
制作=山形放送
「玉コンニャクおいしいですよ〜!」玉コンニャクとは、ピンポン玉ほどのコンニャクを醤油で煮て、串に3つほど刺した山形のソウルフード。とびきり大きな声で移動販売をするのは、軽度の知的障がい者で作る「みちのく屋台こんにゃく道場」の若者たちだ。自慢の一品はコンニャクの間に煮卵をはさんだ、名づけて「玉ゴン」。そして、彼らを見守るのは齋藤淳さん39歳。養護学校の指導員だったが、生徒たちが社会に出ても長続きせず自宅待機≠ノなっている現状に一大決心。仕事を辞め、退職金で移動販売車を購入し、事業を立ち上げた。売り上げは7人で月40万円ほどだが、メンバーは毎日、街に飛び出し販売を続ける。最終目標は企業への再就職。若者たちと斎藤さんのひたむきな活動を追う。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送=
1月16日(日)11:00〜「BS日テレ」/1月16日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年1月16日(日)/30分枠 24:50〜
ハートは あったかい ポンペ病・母が作った絵本
制作=札幌テレビ
旭川市に住む吉田彩芽くん(11)は、5歳の時「ポンペ病」と診断された。ポンペ病は4万人に1人が発症すると言われる希少疾患。筋力が徐々に低下し、命を落としかねない。彩芽くんは今、点滴治療を続けているが「家に閉じこもってばかりの生活を変えたい」と母の香澄さん(33)が、一冊の絵本「ハートはあったかい」を作った。ポンペ病のことや生きることの素晴らしさを伝えるためだった。彩芽くんはその絵本を読んでから、嫌がっていた治療やリハビリを進んで行うようになった。去年の夏には、初めての一人旅にも挑戦!自分のチカラを信じ、精一杯生きようとしている。出版もされ、大きな反響を呼ぶ絵本。ポンペ病の少年と家族の成長を描く。
ナレーター:檀 ふみ
=再放送=
1月23日(日)11:00〜「BS日テレ」/1月23日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年1月23日(日)/30分枠 24:50〜
山里の移動マーケット 限界集落に演歌が響く
制作=北日本放送
限界集落が点在する富山市八尾町。高齢者の食卓を支えているのが、演歌を流しながらやってくる田保肇一さん(67歳)の移動マーケットだ。田保さんが毎日届けるのは、少しの食料品とたくさんの笑顔。過疎化でコミュニケーションの場がなくなりつつあるなか、田保さんが来る時は、普段静かな集落に笑い声が響き、住民同士が顔を合わせるきっかけにもなっている。歩いて家から離れることさえ難しい1人暮らしのお年寄りにとっても、田保さんが軒先まで届ける食料品はまさに生命線だ。儲けはわずかだが、それでも「皆さんに喜んでもらえることが一番の幸せ」と話す田保さん。その移動マーケットに密着し、老いと生活、そして人々の幸せを考える。
ナレーター:小山茉美
=再放送=
1月30日(日)11:00〜「BS日テレ」/1月30日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年1月30日(日)/55分枠 24:50〜
自殺多発…自衛隊の闇 沈黙を破った遺族の闘い
制作=日本テレビ
2004年、海上自衛隊横須賀基地に勤務する隊員(21)が電車に飛び込み自殺。「お前だけは絶対に呪い殺してやる」ホームに残された遺書には、先輩隊員への告発が、怨みの文字と共に綴られていた。翌年、航空自衛隊浜松基地の隊員(29)は、生まれたばかりの子供を遺して自殺。彼は10年間、上官から執拗で理不尽な命令を受け続けていたという。両事件とも遺族は「いじめが自殺の原因」として提訴。しかし、自衛隊はこれを認めていない…。今、自衛隊員の自殺が相次いでいる。1995年に49人だった自殺者は2005年には過去最多の101人に増加。(09年度は86人)約5年に及ぶ海上自衛隊員の裁判は 2011年1月26日に判決が下る。自衛隊という巨大な国家組織に立ち向かう遺族たちの闘いを追った。
ナレーター:小山茉美
=再放送=
2月6日(日)11:00〜「BS日テレ」/2月6日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」