2011年4月3日(日)/30分枠 24:50〜
余命3年 B型肝炎 奪われた夫婦の日常
制作=福岡放送
「もう3年はもたないでしょう」2年前、医師から3年という余命宣告をうけた福岡市の窪山寛さん(64)。B型肝炎ウイルスに感染し、肝臓がんと闘ってきた。再発と手術を繰り返した末の余命宣告だった。B型肝炎は集団予防接種の注射器の使い回しが主な感染の原因といわれている。窪山さんは実名を公表し、国の責任を追及することを決めた。原告として東京と福岡を往復する日々。隣にはいつも妻の薫さんが寄り添い、活動を支えている。ウイルスを抑制する薬を飲んでいるが、B型肝炎は完治する方法がなく、常に再発の不安にさらされている。余命宣告、またも再発…。死と隣り合わせの生活を強いられながら、救済を求め活動する夫婦の1200日。
ナレーター:小山茉美
=再放送=
4月10日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月10日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年4月10日(日)/30分枠 25:20〜
3.11大震災 シリーズ2 大震災から1か月 津波にのまれた女将
制作=テレビ岩手
岩手県釜石市の海岸沿いに住む岩崎昭子さん(54)。営んできた旅館は津波にのみ込まれ、1階部分が浸水した。当時、駐車場にいた岩崎さんは必死に山側に逃げたが、一度は波に沈んだという。「渦みたいにわーっと流れて真っ暗になり、こうやって死ぬんだなと冷静に考えた。しかし這い上がるように泳いだら助かった。危機一髪だった」と語る。その女将が、崩れかけた旅館を20数名に解放し、食料なども自力調達するなど奮闘、私設避難所のような役割を果たしている。壊れた旅館での避難生活は危険だという判断で、行政からは3月いっぱいでの退去を命じられている。津波にのみ込まれ九死に一生を得た岩崎さんらが、再び漂流生活を余儀なくされる。
ナレーター:久米 明
=再放送=
4月17日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月17日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年4月17日(日)/30分枠 25:20〜
無縁のきずな 生き別れる家族たち
制作=中京テレビ
高齢者の身元引き受けと生活支援を行う日本初の組織、NPO法人「きずなの会」。家族や親族と縁を断った人たちが病院や施設に入る際の身元保証から、万が一のときの葬儀・納骨までを有料で引き受けるいわば「家族の代行」だ。契約料は終身でおよそ170万円。さらに生活保護受給者などに対しても、寄付を元にした福祉基金の運用で同様のサービスを行う。契約時には法的な相続人となる親族を戸籍などで確認するが、本人の希望により死後初めて連絡を取るケースが多い。「高齢者の消息に驚くほど無関心な家族」と「家族の世話になりたくない高齢者」初めて取材した2006年4年から4年の間に、会員はおよそ2倍の3800人に膨れ上がった。74歳の女性を通して絆を消失した社会の実情に迫る。
ナレーター:湯浅真由美
=再放送=
4月24日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月24日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年4月24日(日)/55分枠 24:50〜
3.11大震災 シリーズ3 それでも生きる 大震災…終わらない日々
制作=テレビ岩手、宮城テレビ放送、福島中央テレビ、日本テレビ
発生から1か月以上が過ぎて、なお被害の全容が見通せない東日本大震災。甚大な被害を受けた東北各県の系列局と日本テレビが取材を続けてきた被災者の、その後を伝える。大津波にのまれながら、九死に一生を得た女性と息子。妻と幼子を亡くしながら、被災者と向き合う男性。原発の町で生まれ育ち、原発事故で流浪する男性。そして1か月がたち、新たに避難しなければならない畜産農家の苦悩。復興という言葉が語られ始めたものの、彼らはそのとば口にいるに過ぎない。大地震、大津波、原発事故は余りに多くのものを奪い、そして今も被災者を苦しめている。終わらない日々が続く中、誰もが悲しみを飲み込んで、それでも生きる…その姿を日本中の人々に伝えたい。4局共同制作でおくる55分枠。
ナレーター:槇 大輔
=再放送=
5月1日(日)11:00〜「BS日テレ」/5月1日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」