2011年9月4日(日)/30分枠 25:00〜
3・11大震災 シリーズ14 ひまわりの咲いた夏 大川小・津波に消えた命
制作=宮城テレビ
宮城県石巻市の大川小学校。高台へ避難中の児童を津波が襲い、108人のうち74人が犠牲となった。6年生の娘・愛さん(当時12)が行方不明になったままの狩野あけみさん(42)。涙をこらえ捜索を続けていたが、区切りと決めた四十九日、慰霊式の日に遺体が見つかった。「帰って来たからよかった」そう言って知人と抱き合った。大川小ではわが子を失った遺族と生存児童の親との間で、いつしか微妙な距離が生まれていた。そんな中、生き残った浮津天音さん(13)が「学校での友達の姿を教えたい」と愛さんの家を訪れた…。あの日、大川小の児童がめざした高台に今、ひまわりが大小様々な花を咲かせている。震災後、あけみさんが植えたものだ。
ナレーター:檀ふみ
=再放送=
9月11日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月11日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年9月11日(日)/55分枠 24:50〜
3・11大震災 シリーズ15 つなぐ。命を未来へ・・・ 医師たちの6か月
制作=日本テレビ、読売テレビ(共同制作)
東日本大震災の被災地は高齢化が進み、元々医療過疎といわれる地域だった。多くの医療機関が損壊した中、被害を免れた病院を拠点に発生直後から医師、看護師たちの不眠不休の戦いが始まった。あれから半年、復興の足は遅く、医療の問題も深刻化している。岩手・宮古市田老地区のたった一人の医師は自身も被災しながら、避難所に仮の診療所を開設。残った薬をかき集め、診療を続けてきた。一方、被災した宮城・石巻市立病院では、今も復興計画が立たない。仮設の診療所に通ってくる患者を避難所や仮設住宅の近くで再開した個人医院に紹介することに腐心している。そして福島県では、原発事故が周辺住民の医療に深刻な影を落としている…。本格復興に向け不可欠な被災地医療の将来を考える。
ナレーター:槇 大輔
=再放送=
9月18日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月18日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2011年9月18日(日)/30分枠 24:50〜
スマッシュガール! 卓球少女・平野美宇11歳
制作=山梨放送
卓球界に舞い降りたニューヒロイン。あどけない笑顔が印象的な平野美宇ちゃん、小学5年生。1月に行われた全日本卓球選手権「女子シングルス」では、福原愛選手が11年前に打ちたてた最年少勝利記録を塗り替えた。日本卓球界期待の星は「オリンピックで金メダルを取りたい」と力強く話す。卓球を始めたのは3歳のとき。泣き虫で甘えん坊だった美宇ちゃんは、試合に出るたびに悔し泣きをし、母・真理子さんと二人三脚で成長を遂げてきた。小さな胸にあるのは「勝ちたい」という強い気持ち。この7月には神戸で開かれた小学生ナンバー1を決める全日本卓球選手権「ホープスの部」に出場。もちろん目標は優勝だ。日本一を目指す卓球少女に追った。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送=
9月25日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月25日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2011年9月25日(日)/30分枠 24:50〜
届かない死者の声 解剖率一割の現実
制作=札幌テレビ
日本では毎年約100万人が死亡している。ところが、その中で明らかに病死以外の「異状死」とみられる15万人以上の遺体が、正確な死因がわからないまま処理されている。このことが“事故や事件の見逃し”という事態を招き、防げたはずの更なる犠牲者を生み出す「負の連鎖」を生み出している。齋藤愼也さん(当時29)は23年前、北海道北見市のアパートで死亡した。解剖されずに下された死因は「溺死」。しかし、父・武雄さんはこれを信じてはいない。死の直前、愼也さんが周囲にガス湯わかし器の不調を聞いていたことと、5か月後、同じ部屋で男女2人が一酸化炭素中毒で死亡したからだ。武雄さんは今も心の整理がつかず苦しんでいる。死因究明制度が抱える問題を検証し、目指すべき道を探る。
ナレーター:石塚運昇
=再放送=
10月2日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月2日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」