2012年3月4日(日)/30分枠 24:50〜
3・11大震災 シリーズ29 九死に一生を得たけれど… 水産加工業の憂鬱
制作=テレビ岩手
3月11日。岩手県釜石市の菊池真智子さん(50)は、車ごと波にのまれながら奇跡的に助かった。「ただただ、本当に運だけです」当時、自宅屋上に残った高校3年の二男も、流れてきた家の屋根伝いに高台へ避難した。命を確かめ合った家族。明治時代から続く水産加工・販売業を営んでいる。加工場は2階部分まで浸水したが、市の復興計画に先行して応急処置。去年11月には新巻きづくりに取り組んだが、サケの不漁で仕入れが高値に。さらに年が明けると、市の復興計画により、3年後をめどに加工場のある今の場所から立ち退かなければならない事が明らかになった。生き残った彼女を待っていた厳しい現実と、水産加工業の現状を浮き彫りにする。
ナレーター:仮屋昌伸
=再放送=
3月11日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月11日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年3月11日(日)/55分枠 24:50〜
3・11大震災 シリーズ30 行くも地獄、戻るも地獄 〜倉澤治雄が見た原発ゴミ〜
制作=札幌テレビ、日本テレビ、中京テレビ *3社共同制作
「原発から出る核のゴミ≠どうやって処分するのか?」福島第1原発事故が浮き彫りにした課題のひとつだ。番組では、原子力に詳しい倉澤治雄日本テレビ解説主幹が米スリーマイル原発の高レベル廃棄物の行方など「核のゴミ」を追っていく。さらに、当初は地層の「研究施設」を作るだけのはずが、いつの間にか「最終処分場」が近くに来ることになったフランスの実例。これと同様に、研究施設という名目で誘致が行われた北海道幌延町の現状。そして取材斑は、モンゴルにも飛んだ…。見えてくるのは、これまで細かい点を先送りして、巨額の費用を投入してきた核燃料サイクルの危うい現状と、「産業のない僻地」にカネを使って、処分施設を持っていこうという処分地選定をめぐる相似形だった。
ナレーター:中里雅子
=再放送=
3月18日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月18日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2012年3月18日(日)/30分枠 24:50〜
3・11大震災 シリーズ31 きっと会えるから・・・ 大川小 遺族の1年
制作=宮城テレビ
被災地は今なお非日常≠ェ続いている。児童108人のうち74人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校。4人の児童がいまだに行方不明だ。鈴木実穂さん(43)は、大川小に通っていた子どもを2人とも失った。長男の堅登くん(当時12)は遺体で見つかったが、長女の巴那さん(当時9)は今も見つからない。子育てに追われた毎日は娘を探す日々に変わった。「ポニーテール、ちゃんと結べてるかな?」ある日、こんなメッセージが大川小の校門に置かれた。巴那さんに優しく語りかける実穂さんのメッセージ。「巴那はきっと見てくれている」母は、そう信じている。『震災、あの日を忘れない』最愛の娘の帰りを待ち続ける遺族。真相究明を求める遺族。非日常≠ェ続く大川小遺族の一年を追った。
語り:檀 ふみ
=再放送=
3月25日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月25日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年3月25日(日)/30分枠 25:50〜
マザーズ 「特別養子縁組」母たちの選択
制作=中京テレビ放送
美沙さん(仮名23歳)は、未婚で妊娠7か月。彼から中絶して欲しいと言われた。2度目の中絶は嫌だったが自分で育てる自信はなく、子供を人に託す事にした。1988年、予期せぬ妊娠で産まれる子の養護を目的に国が作った制度「特別養子縁組」。生後間もない小さな命が、産みの母から育ての母へリレーされる。美沙さんは予期せぬ妊娠の出産をサポートするNPOで暮らし、病院で出産。生後1週間の我が子との別れに泣き崩れた。「小さな命だけは守りたかった」一方で、不妊治療に見切りをつけ養子縁組団体に育ての親(養親)として登録した夫婦。空港で対面したのはなんと中学生が産んだ赤ちゃんだった。養子だと将来いじめられるのでは?不安を乗り越え挑む、初めての子育て。それぞれの選択を追った。
ナレーター:丸尾知子
=再放送=
4月1日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月1日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」