2014年5月4日(日)/30分枠 25:00〜
植物園はよみがえる 樹木医・塚本こなみの戦略
制作=静岡第一テレビ
「はままつフラワーパーク」は1970年に開園した公設の観光植物園。入園者数はピーク時の4割程度に落ち込んだ。運営するのは市の外郭団体で、理事長はこれまで市職員の天下りポストだったが存続の危機に陥り、去年4月公募で理事長に就任したのが浜松市在住の塚本こなみさんだ。女性初の樹木医でフジの第一人者。栃木県のあしかがフラワーパークを年間100万人が訪れる施設に育てたことで知られる。塚本さんが徹底するのは「客目線」と「美しい園づくり」。園内に美しさを凝縮した場所を新たに演出し、任期の3年間で入園者数を10万人増やす計画を立てた。塚本さんの戦略と情熱、そして園や職員が変わっていく姿を追った。
ナレーター:生野文治
=再放送=
5月11日(日)11:00〜「BS日テレ」/5月11日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年5月11日(日)/30分枠 24:50〜
メロディーの向こうに 海、しゃぼん玉、七つの子
制作=山口放送
童謡・唱歌の素晴らしさを広めたいと奮闘する人がいる。至誠館大学准教授の山田真治さん(52)。山口県萩市内に36ある全ての小中学校を無償で回り、出前授業を行う。大切にするのは「歌詞」。時代背景、人生、死生観、家族、戦争…詞に託された作者の思いを伝える。詞に寄り添うことで音楽教育の現場に新しい風を吹き込みたいという。「みんな『七つの子』って知ってる?じゃあ『七つ』って何だろう?」と投げかけ、次に詞に込められた“親が子を思う気持ち”を伝える。そして最後に、山田さんは「七つの子」のピアノ演奏をそっと聞かせるのだ。その活動は現代社会に生きる私たちの心に、忘れかけている大切なことを投げかける。
ナレーター:中里雅子
=再放送=
5月18日(日)11:00〜「BS日テレ」/5月18日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年5月18日(日)/30分枠 24:50〜
猫たちの命をつなぐ 殺処分ゼロをめざして
制作=テレビ信州
麻袋に入れられた小さな命は、もう動くことも声をたてることもない。通称ドリームボックス(夢見る箱)と呼ばれる施設の中で、二酸化炭素ガスによって殺処分された犬や猫たちだ。全国で年間15万匹超の犬猫が飼い主の都合で捨てられ、その多くは殺処分されている。そんな中、長野県は15年間で殺処分数を約4分の1にまで減らした。また長野市の殺処分率はわずか5%と、全国の県庁所在地・政令指定都市の中で最も低い。捨てられた犬猫の里親探しをするボランティア組織や、野放図な繁殖を防ぐために避妊・去勢手術を自費で行うNPOと行政の連携が、その背景にはある。犬猫を救う活動を通して、小さな命の行方を見つめる。
ナレーター:仮屋昌伸
=再放送=
5月25日(日)11:00〜「BS日テレ」/5月25日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年5月25日(日)/30分枠 24:50〜
安全過疎 取り残された危険な踏切
制作=広島テレビ
去年12月。広島市内の踏切で車と列車が衝突し、2人が亡くなった。警報機も遮断機もない踏切だった。40年前にも同様の死亡事故があり、住民はJRと行政に遮断機設置の要望を重ねていたが、今も叶っていない。遮断機のない踏切は全国に約3000ヶ所。負の遺産となっている。「踏切事故遺族の会」の代表、加山圭子さんは東京都内の踏切で母を亡くした。以来、事故根絶を目指し、国交省へ事故調査の徹底を要望し続けた。その結果、今年度から遮断機のない踏切で起きた死亡事故は全て、運輸安全委員会の調査対象へと広がったのだ。「遮断機1本で守れる命はいっぱいある…」悔し涙を呑む遺族の思いと、踏切の安全対策を考える。
ナレーター:二又一成
=再放送=
6月1日(日)11:00〜「BS日テレ」/6月1日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」