NNNドキュメント‘13傑作選 放送決定!!
12/28(土)〜1/3(金)にCSにて「NNNドキュメント‘13傑作選」を放送いたします。
放送日時、番組内容は下記のとおりです。
12/28(土)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00 B22:00〜23:00
3・11大震災 シリーズ 活断層と原発、そして廃炉 アメリカ、ドイツ、日本の選択
制作=日本テレビ
今、原発敷地内の破砕帯が活断層かどうか?が問題となっている日本の原発群。今後を考えるヒントとなる原発をアメリカで見つけた。伝えたい3つの事。@フンボルト原発では、操業後に敷地の近くに活断層が見つかった。そして後に廃炉となる。どういう経緯だったのか?Aボデガ原発でも建設中、直下に一本の小さな断層が見つかり、建設中止となった。なぜ?Bディアブロ原発は、5km沖に活断層が見つかり44億ドルかけて耐震補強した。存続させるのに、超巨額が必要な事がわかる。更に、原発ゼロを決定し廃炉作業を進めるドイツの廃炉会社を取材。見えて来たのは廃炉完了までに途方もない労力とコスト、気の遠くなる歳月が必要な事…まさに活断層上の原発を続けるも地獄、廃炉も地獄…。
ナレーター:仮屋昌伸
12/29(日)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00 B22:00〜23:00
3・11大震災 シリーズ チェルノブイリから 福島へ 未来への答案
制作=日本テレビ
爆発した原発の廃炉は、通常の廃炉より格段に難しい。今も福島第一では溶けた核燃料がどうなっているか全く分からない。しかも廃炉にあたるのは3次、4次、5次下請けなどの原発関連の作業経験が少ない人が多い。被曝線量がオーバーすると働けなくなり、また新たな人が補填される。これでは想定の30〜40年で廃炉を完了できるとは思えない。核大国・旧ソ連がチェルノブイリ収束の為に取った対応と比較して、今の日本はどうなのか?一番の違いは姿勢だ。チェルノブイリには廃炉・除染の作業員を養成する訓練センターが作られた。廃炉に手練れを、という戦略だ。日本は今の形のままでいいのか?福島とチェルノブイリの大きな違いをつまびらかにし、日本が取るべき正しい道筋を探りたい。
ナレーター:あおい洋一郎
12/30(月)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00 B22:00〜23:00
3・11大震災 シリーズ 命の砦…災害医療 石巻市立病院の教訓
制作=日本テレビ
津波に襲われ患者、医師、看護師ら450人が孤立した宮城県・石巻市立病院。ライフラインは途絶え、150人の入院患者の中には重症者もいる。命をつなぎ止めようと奮闘した医師たち、家族の安否もわからぬままに患者に尽くした看護師の献身。災害派遣医療チームDMATが到着したのは震災3日目の3月13日。聞いていた任務は術後患者1名の転院搬送。しかし、目の当たりにした状況に、到着したDMATの医師は決意する。病院を丸ごと脱出させなければ…前例のない作戦には様々な壁が立ちはだかった。組織を超えて、病院脱出は成し遂げられる。その当事者たちが語る真実。震災から2年、この搬送作戦の教訓は、次なる大災害に備え、命の砦となる医療体制に活かされている。
ナレーター:松本光生
12/31(火)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00 B22:00〜23:00
生活保護 自立をめざして 釧路・豊中…先進自治体の挑戦
制作=日本テレビ
過去最高を更新し続ける生活保護受給者数。その多くは「働きたい」と望みながら「働くことができない」のが実情だ。どうすれば生活保護受給者が人間らしく暮らし、働き、自立できるのか。大阪府豊中市では、専門のスタッフが生活保護受給者一人一人に寄り添い、就労を支援する試みが行われている。さらに就職が困難で生活保護になりやすいシングルマザーには、カフェのオープン作業を通じて資格やスキルを身につけさせている。一方、雇用状況が厳しい北海道釧路市。ここではボランティア活動へ参加することで社会とのつながりを維持するとともに、生活保護受給者向けの「お仕事作りプロジェクト」に取り組む。国も自立支援に動き始めた。果たして有効な手立てを打ち出すことはできるのか。
ナレーター:小山茉美
1/1(水)@7:00〜8:00 A22:00〜23:00
一輪車に夢のせて 心の温度が合ってきた!
制作=青森放送
青森県弘前市の「豊田児童センター一輪車クラブ」は、世界大会で4度の団体優勝を果たした名門クラブ。4年前、父親の転勤で青森市内に転校した中3の倉内彩嘉(さいか)さんは、母親の車で1時間かけて練習に通う。その努力が実り、今年3月団体で挑む全国大会のメンバーに選ばれた。彩嘉さんは、メンバーと力を合わせて演技を作り上げていく中で、ある事に気づいていく…。小6の齊藤隼成(はやせ)くんは発達障害を抱えている。姉の影響で一輪車を始めたが、出来ることが増え、我慢することを覚え、次第に変わっていった。一輪車世界一を何人も輩出してきた北国の小さな児童センター。そこには自分と向き合う子どもたちの、汗と涙と成長があった。
ナレーター:Chiko
1/1(水)14:00〜15:00 1/2(木)22:00〜23:00 1/3(金)22:00〜23:00
ふたりの桃源郷 〜最終章〜
制作=山口放送
山で暮らす夫婦と、それを支える家族の23年間の記録。過去の放送でも多くの反響があり、5年前には第4回放送文化大賞グランプリを受賞した「ふたりの桃源郷」の最終章だ。夫婦が暮らした桃源郷は、電気も水道も通っていない不便な山。「食べていくだけのものは自分で作る」と、戦後間もない頃に夫婦で切り開いた土地だ。一度は大阪に出るが還暦を過ぎてまた山へ戻り、余生を送った。夫は山への思いを最期まで貫き、妻は静かに老いていく。寄り添い続けた娘夫婦は、親との残された時間を大切にした。夫婦とは、家族とは、生きるとは―。山で暮らす夫婦と支える家族の姿は問いかける。現代社会に生きる私たちが忘れかけている大切なことを…。
ナレーター:柳生 博
1/2(木)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00
俺は百姓だ 農村フォークバンドの35年
制作=秋田放送
1979年2月、雪に閉ざされた秋田県羽後町からフォークグループ「かどいし」がレコードを出した。4人のメンバーは、全員が農家の長男。冬の間は都会へ出稼ぎに行く。デビュー曲のタイトルは『若き百姓よ』。「俺は百姓だ。たとえ人間が月へ行こうとも、米をつくる俺たちには輝く太陽、恵みの雨が最高さ」「若き百姓よ、居直れ 立ち上がれ」土に生きるプライドと、都会に対する反骨心を込めた強烈なメッセージだった。活動開始から35年。今も地元で百姓を続けているのは、リーダーでボーカルの阿部養助さん(63歳)ただ一人。番組では、メンバー4人のその後を追跡。百姓の誇りを胸に生きていこうと誓った若者たちの夢と挫折、希望と葛藤を描く。
ナレーター:小室 等
1/3(金)@7:00〜8:00 A14:00〜15:00
孤高の出張カウンセラー 自閉症の子どもを救え
制作=日本テレビ
わが子が自閉症と宣告された母親の苦悩を希望へと導く臨床心理士がいる。歯に衣着せぬ言動と奇抜な風貌で国内外を飛び回る“出張型心理カウンセラー”奥田健次(41)氏。番組ではわが子の将来を案じて思い悩む母親と、知的障害を伴い言葉の発達が困難と思われた男児が、わずか数ヶ月で驚きの成長を見せる姿を追う。その一方で奥田の大胆な手法に戸惑う家族も…。子どもの問題行動に向き合った瞬間に独自のひらめきで解決策を見出し、確かな変化をもたらす奥田の手法。その根底にあるものは数多くの臨床実績と、「障害は的確なアプローチによって改善する可能性がある」という信念だ。そして、奥田が幼少期に受けた暴力…。その体験を乗り越え、自閉症の子どもたちに情熱を注ぐ姿に密着する。
ナレーター:鈴木省吾