6月14日に放送した『大河は誰のもの… 〜信濃川不正取水の果てに〜』がギャラクシー賞テレビ部門6月度の月間賞を受賞しました。
日本一の長さを誇る信濃川の水は、米どころ越後平野を潤すだけでなく、長年、首都圏の山手線などを動かす電力をつくるために使われてきた。しかし去年夏、JR東日本が不正に取水していたことがわかった。国の調査で、不正取水は少なくとも、過去7年で3億1000万トンと判明。許可された量以上に取水してもデータに残らないよう、機器に改ざんプログラムを組み込んでいた。国は「極めて悪質」と今年3月、JR東日本の「水利権」を取り消した。JR東日本は「首都圏の安定輸送のため信濃川の発電所は重要」と水利権を再申請する見通しだが、住民は「発電による慢性的な渇水で、信濃川は死んでしまった」。十日町市長も「大切なものを踏みにじられた思いだ」と語る
ナレーター:中里雅子 制作/テレビ新潟 09/6/14放送