12月13日 森 富美

んあ~!
この原稿の締切が一週間遅ければ!!

なぜなら私は、来週、変わるのです。

宝塚歌劇団100周年について、遼河はるひさんにインタビューする機会を得ました。
話の中心は、宝塚の歴史、その魅力、遼河さんの思い出などですが、
やはり聞きたい、男役の作り方!

大阪出身の私が初めて宝塚大劇場の席に座ったのは、小学5年生。
大地真央さんがトップスターの月組公演でした。
その目、声、ダンス、立ち姿、すべてに魅了され、宝塚通いが始まったのです。
その後、阪急宝塚線沿線の大学に進むと、宝塚音楽学校生徒さんの姿を車内で見かけることもあり、あこがれはますます強くなりました。

アナウンサーになってからも、
ナレーションを担当する番組に真琴つばささんがゲストでいらっしゃると知れば、収録の見学に行き、
メイク室で真矢みきさんが隣にいらっしゃれば、チラチラとそのお姿を盗み見し、
宝塚の男役さんへのトキメキをあたためてきました。
そして、ついにめぐってきた、遼河はるひさんへのインタビュー!

インタビューの後であれば、
私はこのページで滔々と語ったでしょう。
姿勢を美しくするためにどうするか、
手足を長く見せる方法は、
指先まで神経をいきわたらせるとはどういうことか、
艶と輝きと凄みと色気がある低音はどうやって出すのか。

ああ、残念。
その秘訣は、まだ私の勝手な想像でしかありません。
自己流でやってみた"かっこいい立ち姿"を写真に撮ってみましたが、
まったく美しくなく、このページで披露するのはあきらめます。
でも、インタビューが決まってからDVDを見続けているので、
すでに少々歩幅が大きくなっています。
168センチの身長は、たぶん171センチくらいに伸びています。
後ろから声をかけられれば、ターンして振り向きます。
遼河さんのアドバイスをいただけば、私もちょっとはかっこよくなれるんじゃないかと期待するわけです!

歌舞伎の女形も、宝塚の男役も、
男性が女性に、女性が男性に見えるようにするには、
並大抵ではない努力が必要だと想像できます。
その一端を伺うことで、
今の自分の仕事に努力や工夫が足りないのではないか反省し、
ねじを巻きなおす機会にもできそうです。

来週からの私は、ちょっと違う!・・・はず。