出場チーム

12月14日、ガンバ大阪戦後ビドマー監督会見

ビドマー監督
「アデレードは非常にいい試合をしたと思う。自分たちの目指したことを達成できたという意味でも、いい試合だった。」

MF ドッド
「我々はガンバ大阪を追い込むことも出来たし、プレッシャーをかけてチャンスメークも出来た。しかし、個人的にはとてもがっかりしている。自分にも(ゴールの)チャンスがあったのに、それをものにすることが出来なかった。選手は本当に頑張ったと思う。アジアで戦った時から、チームが改善されたことは実証できたと思う。パフォーマンスも良かった。木曜日の5位決定戦ではベストを尽くしたい。」

Q.1−0というスコアをどう思うか?5位決定戦については?

ビドマー監督
「確かに今回は、戦い方をアジアチャンピオンズリーグの時とは少し変えてきた。アジアの決勝では5点も差(2試合合計0−5)があったが、スコアだけでなく試合運びでもまったく違っていた。うちにとっては、大きな進展。これから、木曜日の試合に頭を切り替えようと思う。もちろん、この試合も全力を尽くして勝ちたいと思っている。」

Q.残り1分で2度の決定機作ったけれど、もっとシンプルに放り込む戦い方は考えなかったのか?

ビドマー監督
「ガンバ大阪という素晴らしい相手と戦っていたのだから、ベストを尽くしたサッカーをしたかった。今日の試合では、まず地上戦をすることが重要だと思っていた。それによって、ここまでガンバ大阪に迫ることが出来たのだと思う。1−0だったら、残り時間がなければ出来るだけのことをしたいと誰もが思うはず。そういう意味で、最後は少し空中戦のような戦い方になった。」

Q.アジアの決勝に続き、今日も二川にいい仕事をされた。彼への対応は?

ビドマー監督
「二川はとても素晴らしい選手。スピードもあるし、ボールに食らいついてくる。アデレードも、そういう形にもっていきたかったが、レベルの差があった。しかし、選手のパフォーマンスには大変満足している。アジアの決勝から比べればだいぶ進歩したし、我々にとっての指標となるものだった。オーストラリアサッカーが何を目指して進むべきか、今回の戦いではっきりしたと思う。」

Q.アジアの決勝の時と何を変えてきたのか?特に、中盤からの激しさを感じたが?

ビドマー監督
「確かに変えている。できるだけプレスをかけていこうと思った。90分間通してかけるのは大変なことだが、それが功を奏したと思っている。アジアの決勝2試合でもプレスをかけてはいたが。そうすれば、ガンバもどうしたってフォーカスがずれる。だから中盤、さらにディフェンスラインで出来る限りプレスをかけた。それに対し、ガンバ大阪はカウンターが素晴らしかったね。適切なところで、きちんとプレスをかけることを常に意識していたのだが、それはうまく機能したと思う。」

Q.遠藤が動き始めてゴール決めたことについては?

ビドマー監督
「誰だってゴールを決められたら、がっかりするだろう。遠藤は頭がよく、対戦相手としては難しい選手となる。両サイドから攻めてきたので、とらえることは難しかった。ユージン(GKガレコビッチ)の足の間をボールが抜けたことは残念だが、それはつまり遠藤が、正しいポジショニングをとっていたということ。」