12月11日、アデレード戦後ミリシッチ監督会見
Q.この1年でチームにどのような進歩が?
ミリシッチ監督
「まずはディフェンスの構成、そして戦術。プロとアマチュアの違いこそあるが、自分たちが出来ることをやりたいと考えていた。同じようなプレーが出来るよう、ある程度の指示はした。相手は素晴らしいチームで、素晴らしいゲームプランだったと思う。アデレードは先日、ウェリントン(ニュージーランドのクラブながら、オーストラリアのAリーグに参戦)に6−1で勝っている。うちはカウンターで、ゴールを狙っていた。守備は、かなり良かったと思う。様々なところにボールを入れることを、この12か月やってきて、素晴らしいチームに仕上がった。一番弱い大陸から来たけれど、最後までベストは尽くせたと思う。」
Q.このチームが、(次の)準々決勝に進むには、どれだけ時間が必要か?
ミリシッチ監督
「あと1年、待ってほしい。去年と今年を比べて、ここまで12か月の成果を見直すとさらに12か月、そして新しい選手が入れば、1年で達成できると思っている。」
Q.来年に向けての抱負は?
ミリシッチ監督
「我々がやらなければならない重要な事は、まず理解することでは。相手をよく知るということ。30試合プレーしてプロに3回勝った事がある。もっとプレーのテクニックを詰めていく必要がある。一生懸命走って、もっと早く、そしてチャンスをつかめれば勝てると思う。最後に、ワイタケレの代表として日本の皆さんにお礼を申し上げたい。今回も素晴らしい遠征になり、これ以上の経験はないと思う。連続出場できるチームが少ないことは理解している。スタジアムでは観客の皆さんから応援して頂き、私たち自身も大いに試合を楽しむことが出来た。日本の皆さん、本当にありがとうございました。」
DF エンブレン
「厳しい試合だったし、敗戦は残念に思う。ワイタケレがやらなければならなかったのは、去年の借りを返す、やり残したことをやるということだが、それに関してはしっかりできたと思うし、この大会に出場する資格があることを示せたのでは。前半で1−2、1−3になる可能性もあったが、ラッキーな面もあった。我々は残り時間が5分でも頑張れるチームだと思っている。最後のCKの時には、日本の観客の皆さんから大きな声援をいただき、同点にするチャンスも最後まであった。素晴らしい経験をすることが出来て、個人的にとても満足している。」
Q.イングランドでのプレー経験があるが、今日のプレーについてはどう思うか?
DF エンブレン
「残念なことに、ヘイが試合に出られなくてとてもがっかりした。しかし、けがをしたダニーのために戦った。私はキャプテンとして、もちろんキャプテンでなかったとしても良い試合、良い結果を出そうと思っていた。チームの全員が素晴らしいパフォーマンスを見せたので、誇りに思う。」