出場チーム

12月10日、アデレード戦前日会見

12月10日、アデレードとの開幕戦を明日に控えたワイタケレが試合会場となる国立競技場で最終調整。練習後に行われた会見には、ミリシッチ監督とキャプテンのDFヘイが出席しました。

ミリシッチ監督
「日本に戻って来れて本当に良かった。去年、ここで日本のサポーターのみなさんから大きな声援を頂いた。もう一度みなさんの前でプレー出来る事を幸せに思う。」

Q.オセアニアサッカー連盟がアジアと合併するような話もあるが?

「私は政治家ではないので、世界に起こることを予測出来るわけではない。今は、目の前のチャンスに集中して練習していくだけ。オセアニア代表としての責任は重大。もしアジアに参加していたら、出場出来なかったかもしれないが、ニュージーランドはこれからも努力を続けるべしだし、私たちにはオセアニアで勝った資格がある。昨年は昨年で過去の事。世界の全ての連盟が、こういった通過点をとおり、改善されて行ったのではないか。私たちはその途中の段階。成長する機会が与えられたと思っている。」

DF ヘイ
「監督が言ったように、戻って来れて良かった。昨年は不甲斐ない試合をしてしまったので、再びチャンスを与えられた事を幸せに思う。明日いいプレーを見せることで、応援してくれたファンにお返しをしたい。開幕戦にふさわしい試合をして、キックオフの瞬間からスタンドを味方につけられればと思う。サッカーにおいて、開始早々2失点なんて事以上に悪い事はない。1年間、その失点について何度も考えたし、もう一度チャンスをつかんで日本に戻るんだと考えながらやって来た。とにかく昨年の経験から、このレベルの大会では最初から全力で行かなければと分かっている。言い訳は出来ない。中国での準備は昨年は出来なかったこと。大変な試合になるとは思うが、準備は周到に出来たと思う。」

Q.リーズ在籍時のマンチェスター・ユナイテッドの印象は?今回、対戦するかもしれないが?

「マンチェスター・ユナイテッドと対戦するまで、2試合勝たなければならない。もし、そうなったら世界一幸せな男になるだろう。リーズ時代に対戦経験はあるが、常に夢のようなチームだ。ロイ・キーン、ベッカム、スコールズがいた頃を覚えている。ファーガソン監督も世界最高の指導者の一人だ。彼の元でプレーした事はないので多くは語れないが、遠くから見ても、あの記録を見れば一目瞭然。マンチェスター・ユナイテッドと戦って、それで自分のキャリアを終えることが出来たら、夢のような素晴らしい出来事となるだろう。」

Q.隣国オーストラリアとの対戦は、いつもよりモチベーションが高い?

「もちろん。強力なライバル同士のような存在だし、オーストラリアを兄とするならば、弟(ニュージーランド)は追いつきたいと思うもの。どのようなスポーツでも、常にライバルの存在だ。アデレード戦は、昨年のセパハンよりやりやすいと思っている。セパハンのように全く知らない存在でもないし、アデレードの情報は多い。ウェリントン(ニュージーランド)との試合も見た。とはいえ、それだけで試合が簡単になるわけではないが。ワイタケレはアマチュアのチームで、アデレードは年々強くなるAリーグ(オーストラリア)でプレーしているのだから、ウィークポイントはないと思う。そこは現実的に捉えたい。」

Q.新加入のピメンタは日本でプレーしていたが、遊ぶ場所などについて聞いたか?

「明日勝ったら聞こうと思う(笑)ピメンタはいい選手で、日本のこともいろいろ教えてくれた。いい試合をして、またJリーグでプレーしたいと思っているようだ。昨年は、初めて日本に来たが、セパハン戦でスタンドから応援してもらったのが本当にうれしかったし、ホテルや練習場で会っても、みな親切だった。ピメンタの加入は、昨年よりいい試合を見せるために心強いことだと思う。」