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“科学実験”教室

イノセンス 冤罪弁護士では
科学実証実験によって
冤罪を晴らしていきます。
“科学実験”教室ではドラマ内の実験や
日常生活で使える科学実験を紹介します。
黒川拓のサイエンスな日常
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帰宅後にお肉を自然解凍しても
ご飯に間に合う!
「4,000倍の差」を生かす方法とは?

今回の実験テーマは「帰宅後にお肉を解凍し始めても、ご飯に間に合わせる方法」。つまり、冷凍しているお肉を素早く解凍する方法です。

朝、冷凍庫からお肉を出すのを忘れて、晩御飯までに解凍が間に合わない…こんな時があるはず。

しかし!夕方、家に帰ってからでも自然解凍が間に合う方法があるのです。
使うのは、アルミ製のフライパンやお鍋。

まず、比較用に紙皿とアルミ製のフライパンを用意します。

紙皿とフライパン、それぞれの上に同じ大きさの氷を置いてみましょう。

すると…アルミ製のフライパンの上の氷だけ、みるみる溶けていきます!

これは、物体によって熱の伝わりやすさが違うから。

アルミの熱伝導率は、紙のなんと4,000倍もあるのです。つまり、お肉をアルミのフライパンに置くだけで自然解凍を素早く実現できる、ということになります。

厚めのお肉などであれば、アルミ製の調理器具でお肉を挟み込むことで、上下から解凍すると、より時間短縮になります。

逆に、早く冷凍したい時などもアルミ製の素材は活躍します。アルミのバットなどに入れて冷凍庫に入れると素早く冷凍することが可能ですので、アルミの特性を上手に使ってください。

野外のキャンプや電子レンジが使えない環境では、とても有効なので、覚えておいて是非使ってみてください。

実験監修:滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房)

黒川拓&秋保准教授の
“科学実験”解説

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