『泳ぐカルシウム』鰯の竜田揚げ

2013/01/29

『泳ぐカルシウム』と呼ばれる鰯【イワシ】。
カルシウム含有量は、魚類の中でもトップクラスです。

また、生活習慣病予防や脳機能を高める効果があるとして注目されているEPAやDHAなども豊富に含むので、大人も子供も日常的に食べたい食材です。EPAやDHAは、酸化しやすいので、新鮮なものを選んでくださいね。

節分に、ヒイラギの小枝に焼いた鰯の頭を刺して玄関に飾ったり、鰯を食べる習慣があるそうです。
鰯を焼く煙で鬼を追い払うとか、鰯の美味しそうな香りで鬼を誘って、ヒイラギの棘で目を刺すなど様々ないわれがありますが、我が家では、「健康で丈夫な体になって鬼をやっつけるぞ!」と言って食べています(^^)

もうすぐやってくる節分。豆まきや恵方巻きと一緒に、鰯料理もいかがですか?

iwashi1.jpg

鰯の竜田揚げ

◆材料:4人分
鰯        6尾
片栗粉      適宜
揚げ油      適宜
(A)
しょうゆ、酒   各大さじ1
しょうが絞り汁  小さじ1


◆作り方
1.鰯は、腹わたを除き、三枚におろし、血を洗い流してペーパーで水気を拭く。(鰯の小骨は、揚げると気にならないので、付けたままでOKです。中骨は、骨せんべいにすると美味しいのでとっておいてください。作り方は下記を参照してください)

2.Aを合わせ、1を漬けて15分置く。

3.揚げ油を中温(170度程度)に熱する。2の水気を切って片栗粉をまぶし、両面からりと揚げる。

★ポイント
・片栗粉は、直前にまぶすと、さっくりと揚がります。

・鰯の身は柔らかいので、油に鰯を入れたら、表面が固まるまでは箸で触らない様にしてください。


そして、鰯をさばいた際に残った中骨は・・・
iwashi2.jpg

揚げて骨せんべいにするのがお勧めです。
水気を拭き取った鰯を低温(160度程度)の油に入れ、じわじわと骨の中の水分を飛ばして揚げれば、パリパリと香ばしい骨せんべいの完成です。

栄養価の高いイワシ、ぜひ骨ごとどうぞ!

■ コメントをくださった方へ ■
(ミナコさん)カチョカバロチーズのソテーとバルサミコれんこんをお試しいただきありがとうございます。ハイジのチーズみたい!というお子様との温かいお話に、ほっこりと癒されました(*^^*)

(ちゃんさん)雁月の生地にお酢を入れると、重曹の炭酸水素ナトリウムとお酢の酢酸が反応して泡立つので、面白いですよ。お酢は生地をより膨らませ、重曹の匂いを和らげる効果があるそうです。

(つくしさん)召し上がったことがあるのですね!ベーキングパウダーで作るふわふわの蒸しパンとは異なる食感と風味が独特で、くるみとごまが良く合いますね。

(ochikeronさん)歴史や文化とともに、郷土料理を沢山の方に知ってもらいたいですね(*^^*)北海道の郷土料理を勉強中です。

(マヨさん)雁月は、泡立て器でぐるぐると混ぜ、蒸すだけなので、手軽ですよ。美味しく作れますように!

コメントを見る・書く(5)

雁月(がんづき)

2013/01/27

寒い日に食べたくなるおやつ。


IMG_3755.JPG


結婚してすぐ、主人の転勤で岩手県に住んだ時に覚えた味、『雁月(がんづき)』です。

大きく蒸した生地を「満月」に、上に散らしたごまとくるみを「雁」に見立てたといわれている、蒸しパンのような郷土料理です。

お酢が入っていますが、「すっぱく」なりませんので、ご心配なく(^^)


gauzuki10.jpg


雁月(がんづき)


◆材料

黒砂糖     90g
牛乳      120cc
卵       1個
薄力粉     150g
重曹      小さじ1
酢       大さじ2
黒ゴマ     大さじ1
くるみ     25g


◆作り方

1.鍋に黒砂糖と牛乳を入れて火にかけて黒砂糖を溶かす。ある程度溶けたら、火を止めて余熱で溶かし、沸騰させないでください。

2.ボウルに卵を割り入れ、泡立て器で溶きほぐし、粗熱が取れた1を加え、混ぜる。均一になったら、薄力粉と重曹を入れて混ぜ、粉気が少なくなったところで、酢を加えて混ぜる。(全て泡立て器で混ぜてください。均一になったら混ぜ終わりです。)
ganduki.jpgganzuki3.jpgganzuki4.jpg

3.蒸しカゴや金ザルにオーブンペーパーを敷き(蒸しカゴや金ザルを使用せず、蒸し器や蒸籠上段に直接オーブンペーパーを敷いてもOKです)、2を流し入れ、くるみとごまを散らす。湯気の出た蒸し器で、15~25分強火で蒸す。
gamzuki5.jpgganzuki6.jpgganduki2.jpg

※蒸し時間は、蒸し器の大きさや金ザル、蒸しカゴの大きさによって異なりますので、様子を見ながら調節してください
※湯気でやけどをしない様、蒸しカゴや金ザルをのせる際は、一旦火を止めて作業してください。
※蒸し器の蓋には、ふきんを巻き、火が移らないよう、上部で結ぶと、水滴がたれず、綺麗に仕上がります。
※小さい蒸し器をお使いの方は、途中で蒸し器の水がなくならないよう、ご注意ください。

4.竹串で刺し、ベタベタした生地が付かなければ、取り出してオーブンペーパーをはがし、網の上で冷まして、食べやすい大きさに切る。


岩手県在住中に、長男が産まれ、かけがえのない友達が沢山できました。
そんな岩手県に想いを馳せながら、いただくおやつは、じんわりと心にしみ込む懐かしい味です。


■ コメントをくださった方へ ■

(グリーンアップルさん。さん)鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶりは、すぐに火が通り、4人分まとめて作ることができるので、忙しい時にはとても便利です(*^^*)。美味しく作れますように!

(けんままさん)鶏ひき肉で作ると、だしや卵と一体化するので、親子丼とはまた違った味わいを楽しめます。気に入っていただけますように!

(かずきママさん)初めての北海道の冬、想像以上の寒さに驚きました。けれど、体は慣れてくるものですね~(^-^)バルサミコ酢レシピ、またご紹介できるよう試作しますね。

(めぐゆ~さん)バルサミコ酢、いいタイミングでご紹介できてよかったです!私は、脂ののった鯖や鰯が大好きなので、お口に合うレシピになるか不安ですが、色々試してみますね。

(いつきママさん)更新を楽しみにしていただき、とても励みになります(*^^*)だし汁は鰹節でとったものまたは、鰹風味の顆粒だしでOKです。

(マヨさん)鶏ひき肉の卵とじどんぶりを作っていただきありがとうございます。舞茸とエリンギのしょうが炒めとともに定番にしていただき、とっても嬉しいです!

(みぽりんさん)牡蠣の佃煮、気に入っていただき、嬉しいです!お鍋まで購入してくださったんですね。旦那様のおっしゃる通り、帆立もよさそうですね。試してみます!

(ちゅらさんさん)たくさんのお料理を作っていただき、ありがとうございます。鶏ガラスープの素とコンソメの使い分け、私も基本的には、中華風→鶏ガラ、洋風→ブイヨンやコンソメを使っています。長いもを入れたミルクスープは、バターなどの油脂類で炒めずにコクを出したいと色々なもので試しました。鶏ガラスープの素は、生クリームとの相性もよかったので、さらなる可能性を探求中です。

(あやかママさん)先日ご紹介した「鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶり」のねぎを玉ねぎに代えて作ると、ボリュームが出ます。よかったらお試しくださいね。

コメントを見る・書く(10)

バルサミコれんこん

2013/01/24

イタリアの特産品のひとつ、『バルサミコ酢』。
暗褐色で独特の香りと甘みがあり、ぶどうを原料として作られます。

熟成の年数や製法、産地により、1本ウン万円もするものから、ワンコインまで様々ですが、今日は、一般的なスーパーで売られているバルサミコ酢を使って、れんこんのおかずをご紹介します。

お手頃価格のバルサミコ酢は、酸味が強いのですが、加熱することで、甘みが引き出されます。実は、『しょうゆ』との相性も良いので、ごはんが進むおかずになりますよ。

パリパリの歯ごたえをお楽しみください。

barusamiko3.jpg

バルサミコれんこん

◆材料:4人分
れんこん          300g
サラダ油          大さじ1/2
(A)
バルサミコ酢、しょうゆ、みりん 各大さじ1


◆作り方
1.れんこんは、皮をむいて、小さ目の乱切りにする。

2.フライパンにサラダ油を熱し、弱めの中火で1をじっくりと焼く。全体に透明感が出て、中まで火が通ったら、火を弱めてAを加えて煮からめ、皿に盛る。

★ポイント
れんこんは、小さめに切った方が火が通りやすく、作りやすいです。急ぐ場合、半月切りにして焼いてください。

barusamiko2.jpg

バルサミコ酢には、沢山の種類がありますが、『伝統的なバルサミコ酢(アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ)』として、イタリアの食の法律DOPの認証を受け、名乗ることができるものは、ごくわずか。
イタリアのエミリアロマーナ州の「モデナ」か「レッジョエミリア」で作られ、決められたぶどうの種類を使い、決められた製造工程を経て、12年以上熟成させたもののみです。

運よく、ほんのひとくちだけ、味見させていただいたことがありますが、とろりとして甘みがあり、奥深いコクと香りが口いっぱいに広がりました。

もしも『アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ』に巡りあった時は、風味を損ねないよう、加熱せずにそのまま料理やフルーツにかけて召し上がってみてください。長年の熟成が生んだ風味を堪能できることと思います。

■ コメントをくださった方へ ■

(ちゃんさん)牡蠣の佃煮をお試しいただきありがとうございます!「食べるとほっこり」・・・とっても嬉しくて励みになりました(*^^*)

(ジョニ子さん)カチョカバロチーズは塩分が控えめなので、食べる際に塩・こしょうをふったり、トマトソースをかけるのもお勧めです。美味しく焼けますように!

(つくしさん)外遊びはとても寒いので、スキーウエア着用が必須なんですよ。体が温まるお料理で寒さを吹き飛ばしたいです。

コメントを見る・書く(5)

鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶり

2013/01/22

いよいよ小学校と幼稚園が始まりました。

とはいえ、始業式の昨日は、給食なしの午前授業&保育。おなかをすかせて早々の帰宅でした。

そんな子供たちの昼食はこちら。
鶏ひき肉を卵でとじたスピードごはん。娘の大好きな丼ぶりです。

鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶり

tamagotozi.jpg

◆材料:4人分
鶏ひき肉  250g
ねぎ    1.5本
卵     5個
のり    適宜
ごはん   茶碗4杯
(A)
だし汁   150cc
しょうゆ  大さじ3
砂糖    大さじ2
酒     小さじ2

◆作り方
1.ねぎは斜め薄切りにする。

2.鍋にAを入れて火にかける。フツフツと沸いてきたら、1と鶏ひき肉を入れ、鶏ひき肉をほぐしながら中火で煮る。

3.ねぎと鶏ひき肉に火が通ったら、卵を溶き入れ、さっと煮て火を止め、蓋をして30秒ほど余熱で火を通す。

4.ごはんをどんぶりによそい、3をおたまですくい等分に分けて盛り、のりをちぎってのせる。

ねぎの代わりに玉ねぎ1個でも美味しいです。

■ コメントをくださった方へ ■

(みーさんさん)楽しいお誕生日をお過ごしくださいね。お母様に気に入っていただけますように!

(グリーンアップルさん。さん)「家族の健康はママが守る」・・素敵です!心も体も元気になるような食卓を作りたいですね(*^^*)

(浪漫飛行さん)お嬢さんの日記!感動しました(;_;)是非大きな花丸を付けに行きたいです^m^だしあんもご活用いただき、とっても嬉く、組み合わせも勉強になりました!

(みぽりんさん)ご夫婦でブログをご覧いただき、ありがとうございます。私も寒いのが大の苦手ですが、氷点下の気温を忘れるような(一瞬ですが^^;)景色が北海道で待っています(^-^)牡蠣の佃煮は、小さめ(15センチ程度)の鍋が作りやすいですよ。

(ちゅらさんさん)お子様が産まれて間もなくの転勤は本当に大変だったでしょうね。ローストビーフサンドもお試し頂き、ありがとうございます。粒マスタード合いますよね♪

(けんままさん)最北端の地到達証明書ありましたよ~!暖かくなったら、私も利尻や礼文に行ってみたいです。

コメントを見る・書く(6)

冬の北海道

2013/01/19

長男の小学校は、1月21日が始業式です。学校から、『冬休み中にリフトに乗れるように練習しておいてください』と言われたので、三連休に、スキー場で特訓してきました!(とはいえ、教えるのは、もっぱら主人でですが・・・)

ski.jpg

私は、娘とそり滑り。子供以上に楽しみました。

翌日、日本最北端の地、『宗谷岬』に立ち寄りました。

souya.jpg

最北端の地、意外にも気温はマイナス5度でしたが、外に出ると、海風が強く、もっと寒く感じます。
ほんの10分程度の滞在時間にも関わらず、耳も、手もじんじんと痛くなりました。

mamiya.jpg

樺太探検、北海道測量を成し遂げた『間宮林蔵』像。凍てつく海風の中、凛々しく立っています。

そして・・・驚きの光景がこちら。

kaihyou.jpg
降雪が多かったため、写真が分かりにくいですが、海がシャーベット状に凍っています!初めて見る海の姿に、家族一同思わず声をあげてしまいました。

ちょうどこの頃、網走に流氷が届いたそうです。
寒さ厳しい冬の北海道も、見どころ満載なので、次は『流氷!』かな。

■ コメントをくださった方へ ■

(グリーンアップルさん。さん)牡蠣に多く含まれる亜鉛には、発育の促進、傷の回復を早める、味覚を正常に保つ、感染症を予防する作用もあるので、成長期のお子様や女性にもお勧めの食材です(^^)

(ちゅらさんさん)お嬢さんお誕生日おめでとうございます!お祝の一品に「フライパンローストビーフ」を選んでいただき、とっても嬉しいです。心も体も大きく成長し、沢山の笑顔と幸せが訪れる一年になりますように!

(ochikeronさん)牡蠣は、北海道サロマ湖産のものでした。旅先のお料理を再現することは、楽しいですよね。お時間ができたら、また教えてくださいね!

(けんままさん)カチョカバロチーズは、見た目の奇抜さとは対照的に、優しいミルキーな味わいです。もしも、手に入ったら、お試しください(*^_^*)

(つくしさん)カチョカバロチーズ、確かに「おちょぼ口」みたいですね(^m^)ご紹介した牡蠣の佃煮は、市販のものよりも塩分が少ない分、長期保存はできませんが、素材の旨みを感じられます。

(みーさんさん)生春巻き美味しいですよね!アレンジ具材のおススメは、三枚おろしにさばいた鰯に塩・コショウしてオリーブオイルでカリッと焼いたものを、クリームチーズ、大葉、きゅうりなどの野菜と一緒に巻き、わさび醤油で食べるものです。珍しい組み合わせですが、友人にも人気があるので、よかったらお試しくださいね。

コメントを見る・書く(6)

  • 女王誕生物語
  • レシピ本
  • オフィシャルサイト

最新記事

カテゴリー

月別