大躍進中!お笑い界中年の星 錦鯉
去年の12月、初のM-1ファイナリストになったことをきっかけに、この1年間バズり続けているお笑いコンビ錦鯉。
ボケ・長谷川雅紀さん50歳とツッコミ・渡辺隆さん43歳の遅咲き芸人コンビ。
去年の上半期10本だったテレビの出演本数が今年はなんと121本に爆増。
さらに、テレビ番組だけでなく、この1年で3社の企業CMにも起用されている。
先月には結成10年目にして初の単独ライブを開催。
そして先週、2人の幼少期から現在までを振り返る自叙伝も発売された。
まさに、お笑い界の中年の星として大躍進を遂げている。
錦鯉の漫才といえば、ボケ・長谷川さんの強烈なキャラと渡辺さんのキレのあるツッコミ、見た目のインパクトが魅力。
学園祭には、結成から1度も呼ばれたことがなかったが、今年はすでに4校まで出演が決定している。
後輩芸人もつい認めてしまう漫才とその人柄の良さ。それが今、錦鯉がバズっている理由のひとつ。
この1年、多いときでは1日6つの仕事をはしご。
本人たちも驚くのは、やはり収入面での変化。今まであった借金も返済し、アルバイトも辞め芸人1本に。
底抜けに明るい50歳、長谷川さんの愛されるキャラも錦鯉の人気を押し上げている。
長谷川さんと渡辺さんがコンビを結成したきっかけは、渡辺さんが以前からおもしろいと思っていた長谷川さんを誘い、いまから9年前、錦鯉を結成。
このとき長谷川さんは40歳、渡辺さんは33歳だった。
このときすでに20年近く芸人を続けてきた長谷川さんは、何度も引退の言葉がちらついていたという。
2人の結成当初の漫才は、最初は動きのない正統派漫才。現在とは違う王道のスタイルだった。
しかし結成から3年後、ある人の助言でいまのバズりに繋がる転機が訪れた。
長谷川さんのキャラクターを全面に出した、今の錦鯉のきっかけになった人物は、事務所の先輩ハリウッドザコシショウさん。
長谷川さんの強み、バカを出す。
そのアドバイスから今の錦鯉が生まれた。
そして錦鯉には、もう一つ秘密兵器がある。
渡辺さんは、15年前から2人を知る同じ事務所のバイきんぐ小峠英二さんをはじめ、先輩、後輩問わずネタのアドバイスを求められ、とても頼りになる存在。
コンビを支える渡辺さんのブレーンとしての凄さも錦鯉大躍進の理由となっている。