菜奈(原田知世)は、久住(袴田吉彦)と朝男(野間口徹)が倉庫のエレベーターから転落した事故について、刑事の神谷(浅香航大)と水城(皆川猿時)から取り調べを受ける。水城は、菜奈が朝男の殺害を依頼した証拠を握っていると言い、菜奈を厳しく追及。菜奈は、無実を主張するために“交換殺人ゲーム”のことを話そうとする。しかし、神谷は菜奈に視線を送り、それを制して…。
取り調べを終えて警察を出た菜奈は、神谷から呼び止められて話をすることに。神谷は、交換殺人の話は他の刑事に黙って一人で捜査しているという。それを聞いた菜奈は、きちんと捜査してもらうために自分が他の刑事に相談すると言うが、神谷は菜奈に、ある事実をつかんでいると打ち明け、交換殺人の件は他の刑事に話さないでほしいと再度頼むのだった。
菜奈がマンションに戻ってくると、澄香(真飛聖)と洋子(三倉佳奈)がもめていた。澄香が引っ越ししようとトラックに荷物を積み込もうとしているところを、洋子が止めていたのだ。自分だけ逃げる気なのかと澄香を責める洋子。今度は自分が殺されるかもしれないとパニック状態の洋子は「私、殺されるの! この人のせいで!」と菜奈につかみかかる…!
疲れ果てて帰宅した菜奈を、翔太(田中圭)が抱きしめる。菜奈の苦悩を受け止めようとする翔太だが、菜奈は翔太に相談する元気すらなくなっていた。
菜奈のために真相を突き止めようと、改めて決意する翔太。彼は、103号室の田宮(生瀬勝久)を訪ねる。すると、田宮と妻の君子(長野里美)が言い争っていた。翔太は田宮に懇願し、彼が書いた名前と引いた紙に書かれていた名前を聞き出すことに成功。
翔太は、菜奈、早苗(木村多江)、黒島(西野七瀬)を集めて、自分が考えた推理を語る。浮田(田中要次)を殺した可能性のある人物として、4人の住民の名を挙げる翔太。その中には、意外な人物まで入っていて…。 菜奈と翔太は次の殺人を止めるべく動くが、またしても犠牲者が…!果たして、殺されるのは誰なのか―――!?
翔太は、田宮に“交換殺人ゲーム”で誰の名前を書き、引いた紙に誰の名前が書いてあったか、教えてほしいと頼む。しかし、田宮は「言いたくありません」と拒絶。翔太は田宮の前で「すべての紙を把握することが解決の近道だとは思いませんか?」と、土下座ならぬフロントブリッジをして食い下がる。翔太の的外れな熱意の表現に親近感を覚えた田宮は、自分が書いた名前は“甲野貴文”で、引いた紙には“ゴミの分別ができない人”と書いてあったことを打ち明ける。菜奈が引いた紙には甲野の名が書かれていた。甲野は、田宮が銀行に勤めていた頃の部下だという。
翔太は菜奈を連れて、甲野が勤める銀行を訪ねる。甲野は、翔太たちが自分を襲いに来たのかと勘違いして嫌悪感を示す。甲野は田宮から、身の回りに気を付けるようにとしつこく忠告されて迷惑していると、不器用な田宮を嘲笑する。
それでも甲野の命を守りたい翔太は、去っていく甲野を追いかけて肩に手をかける。振り返った甲野は、翔太の前で吐血。彼は、何者かに襲われていた―――!